2010年10月07日

京都地検の女 第5シリーズ 第2話

京都地検の鶴丸あや検事(名取裕子)のもとに強盗殺人の被疑者・大久保(戸辺俊介)が送致されてくる。夜の路上で主婦の野村留美(園英子)を包丁で刺殺し、財布を奪おうとしたところを通行人に見られて逮捕されたものだった。

 大久保は有機野菜の栽培で生計を立てていて、逮捕されたときに彼が野菜を卸しているレストランの手書きのコーヒー無料券を持っていた。大久保は犯行を自供するが、事件を起こす前は自宅で夕食を摂っていたという彼の供述に疑問を持つ。警察で家宅捜査した折の写真では、食卓に食事が用意されていて、刺身の食べかけが残っていた。果たして、食事の途中に強盗など思いつくものだろうか?

 あやは、京都府警で成増(寺島進)、池内(益岡徹)両刑事に会い、疑問をぶつける。だが成増は、食卓の写っている写真に醤油差しがないことに着目、切れた醤油を買いに出て、とっさに犯行に及んだのではないかと反論する。

 納得できないあやは、事務官の太田(渡辺いっけい)が嫌な顔をするのも取り合わず、事務官見習いの本木(森翼)を連れて、一人住まいだった大久保の家に出かけていく。そして、大久保の家の冷蔵庫の中に醤油が入っているのを見つける。いい醤油ほど常温で置いておくと味が変わる。大久保はそれを知っていて、冷蔵庫に入れたに違いない。あやの“主婦の勘”はこの事件の裏に何かがあると告げていた。

 そこであやは、大久保が持っていたコーヒー無料券の配布元であるレストランを訪ねる。そこにはオーナーシェフの美山紀香(伊藤かずえ)がいて…。


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