2010年10月07日

京都地検の女 第2シリーズ 第5話

京都府警の北村警部(船越英一郎)は、主婦に人気の著名な料理評論家・田原冴子(丘みつ子)を傷害容疑で逮捕した。冴子は、深夜の路上で森谷沙織(藤村ちか)というホステスにナイフでかすり傷を負わせ、この一件をたまたま目撃した人物に金を渡して、事件を公にしないよう頼んだという。

 冴子は、一切を黙秘したまま鶴丸あや検事(名取裕子)のもとに送られてくるが、あやにも何も話そうとはしない。
 
 冴子の夫・田原威と沙織が不倫の関係にあるらしいと判明、あやは田原のもとを訪ねるが、田原はそれをハッキリと否定する。

 さらに、あやは冴子の自宅を訪ねるが、台所の漬物石がひとつ消えていることを発見する。何もかもが完ぺきなカリスマ主婦と呼ばれる冴子が、たくあんを漬けるための石を外したままにしておくはずがない。

 単純な傷害事件としての解決を望む地検の上層部の思惑を無視し、あやは消えた漬物石を根拠に捜査を続行させる。
 
 そんな中、柳沢という不動産屋に勤める男の死体が発見される。柳沢の机の中から、彼と沙織が親しげに写っている写真が発見される。

 さらに、柳沢の遺体は沼に遺棄するため、重石をつけられていたことが判明する。あやと北村警部は、冴子の自宅から消えていた漬物石が重石に使われていたことを突き止める。

 柳沢を殺したのは誰なのか?全ての事実が明らかになり、この謎に答えがでる。

 柳沢を殺したのは、ホステスの沙織だった。金を貸せという柳沢と揉めるうちに、沙織が突き飛ばして殺してしまったのだった。

 その沙織をかばうため、冴子が隠蔽工作を行なったのだった。柳沢の死体に漬物石をくくりつけ、沼に捨て、狂言の傷害事件を仕立てあげ、沙織のアリバイを作ったのだった。
 

 しかし、なぜ、冴子がそのような行動に出たのか?それは、沙織が冴子の子供だったからである。今の家庭が築かれる前に、冴子は子供を作っていた。シングルマザーとして育ててきたが、ある時期、冴子は沙織を手放したのだった。せめてもの罪滅ぼしのつもりで、冴子は沙織をかばったのだった。

 隠された親心がなした犯罪であった…。


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