2010年10月07日

京都地検の女 第2シリーズ 第1話

鶴丸あや(名取裕子)は、“主婦の勘”を武器に難事件を解決に導く京都地検の女性検事。東京に夫を残し、中学生の娘りん(脇沢佳奈)と二人で町家暮らしをしている。
 あやの仕事上のパートナーは、事務官の太田(渡辺いっけい)と事務官見習い・東(西興一朗)だが、新人の東はともかく、太田はどうも頼りなく、いつもイライラさせられている。

 そんなあやのもとに、水谷ナオミ(大河内奈々子)、荻原良(松尾敏伸)、星野修(阿部薫)という3人の司法修習生が配属されてくる。荻原は、あやの上司・高原副部長(蟹江敬三)と前妻との間にできた子供で、このことは高原とあや二人だけの秘密だった。
 

 ある日、あやのもとに京都日報社会部の遊軍記者・杉浦(橋爪功)から、様子がおかしい若い女性を保護したという連絡が入る。どうやらその女性は、誰かにレイプされたのではないかと言うのだ。
 あやは、その女性・三上伸子(菊池麻衣子)に会い事情を聞きだした。やはり杉浦が推測した通り、見知らぬ男に車に連れ込まれて乱暴されたという。あやは、きちんと警察で事情を話して相手を告訴するよう伸子を説得したのだった。

 数日後、あやのもとに「伸子の一件は合意の上のことらしいのでしかるべく処分してほしい」という京都府警からの書類が送られてくる。警察自らが不起訴にしてくれといってきたのだ。この書類から、被疑者は田代という学生だと知る。

 あやは伸子を呼び出して事情を聞くが、示談にして、事件を解決したいと言う。あやは裁判をすすめるが、法廷では隠しておきたい事実も話さなければならない。被害者にとっては、勇気のいることなのだ。伸子は自分にはできない、と心を閉ざしてしまう。
 

 あやは杉浦記者に助けを借り、伸子の勇気を奮いたたせた。示談に終わらせることなく、法廷で戦うと言う。

 あやと杉浦の調査から、レイプ事件の裏に警察が一枚かんでいることを突きとめる。容疑者の田代の父が、京都府議会の政治家であり、警察官の天下り先である警備会社のオーナーだったのだ。その癒着ゆえに、警察は事件をもみ消そうとしている。
 あやは、北村警部(船越英一郎)の力を借り、事件を捜査した相川刑事に真相を話してくれるよう頼みこむ。あやの主婦の勘によると、折り目がキッチリしたスーツを着こなす相川刑事の正義感は衰えていないという。その推理通り、相川刑事は田代の父の圧力を認めた。
 

 そして、あやは最終手段に出た。検察官にも認められる権限を行使し、伸子をレイプした田代に逮捕状を突きつけたのである。こうして、伸子は泣き寝入りすることは回避されたのだった。しかし、あやの行為は暴走スレスレ…周囲の人々は心配しっぱなしだった。


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