小野沢里花(上戸彩)は、老舗出版社の文芸編集者。本が好きで仕事熱心だが、なぜか男運が大変悪い。今日も若手恋愛小説作家・日高(劇団ひとり)の悩みを聞きながら次回作の打合わせをしていたが、遠目から自分を見つめる男の存在に気づく。
この数日、フィリップ・マーロウ似のトレンチコート姿の怪しい男が出没し、里花につきまとっていた。里花は出版社の比沙子先輩(高島礼子)と同期の亜美(木南晴夏)に相談するが、一笑に付されてしまう。実はその男は、10年後の未来から来た将来の夫・円山博(内野聖陽)で、里花と自分との結婚を阻止するために未来から現れたのだった。
そんな里花に、新しい作家の担当が決まる。エンターテイメント小説界の重鎮・濱田梓先生(渡辺えり)で、里花の憧れの作家だ。喜びを隠せない里花だったが、翌日の濱田先生との顔合わせは散々な結果に終わる。しかも帰り道にまたもトレンチコートの男・博(40)が現れ、「これから来るバスに乗るな」と里花の進路を邪魔しようとする。それは過去の自分と里花を会わせないための作戦だった。
だが策略むなしく、里花は現在の博(30)と運命的な出会いをしてしまう。現在の博(30)はエレベーター会社に勤務する理系の好青年で、休日は子供たちに科学実験を教えるボランティアをしている。夢を追う純粋な博(30)に好感を持つ里花。一方普段は奥手の博(30)も、周囲の後押しで遊園地デートの誘いのメールを送る。
その夜。出会いの阻止に失敗した博(40)は、2010年当時の手帳の「小野沢さんとレインボーパーク」の書き込みを見つめていた。そして運命の日曜日。遊園地で楽しい時間を過ごす里花と博(30)。話題はいつしか博(30)の夢である「宇宙エレベーター」のことになり、二人はそれぞれの夢を語り合う。だがそこへ作家の日高から電話が入り里花は仕事へ向かうことに。里花は勇気を出して、次の日曜にまた博(30)と会う約束をする。
その頃博(40)は母校の大学院の研究室裏に現れ、恩師の三田村教授(藤竜也)と再会していた。タイムスリップして来た博(40)の出現に興奮する三田村教授に向かって、博(40)は「僕は里花との人生をやり直すために来たんです」と告白する。
第1回 2010年8月31日「未来からの恋人」
第2回 2010年9月7日「運命の恋なんて」
第3回 2010年9月14日「恋の骨折り損」
第4回 2010年9月21日「恋の犠牲者?」
第5回 2010年9月28日「愛のから騒ぎ」
最終回 2010年10月5日「君にいる未来へ」
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