以来、海は詩織とも口を聞いてくれない。2人の様子がおかしいと気付いた大貴に、詩織は海が納得してくれるまでは大雅とは会わないと打ち明ける。
大雅は青木久雄(松重豊)に詩織と海のことを相談する。が、舞台でまだ役がもらえていない大雅は、そんなことで悩むよりも今は何としてでも役を取ってこいと叱咤されてしまった。
詩織は海が秘かに想いを寄せている三池蒼空(井上瑞稀)が転校してしまうことを知る。そして海が学童での蒼空のお別れ会に行かなかったことも・・・。詩織は今まで海に話せなかった自分の正直な気持ちを伝え、海の手を引き蒼空のところへ向かう。海は無事に蒼空にプレゼントを渡し、お互いに忘れないと約束することができた。また、海は詩織が大雅を好きになったら、自分のことを忘れてしまうのではないかと不安に思っていた。詩織は、そんな海の不安を取り除く。
いよいよ舞台『ハムレット』の稽古が始まった。大雅は、まだ役がもらえなくても『ハムレット』の資料を熱心に読みあさり、台本のすべての台詞を読み込む。そんな努力が功を奏して、大雅は少し長めの台詞がある従者の役をつけてもらえた。事務所で報告すると、青木たちは大喜び。だが、一同に不安も募る。大雅は、これまでも大事な所で台詞を噛んでいたのだ。宮瀬桜(桐谷美玲)は、台詞を噛まないおまじないを教えると、大雅をデートに誘い出す。
まんまとデートに応じた大雅に、桜は好きなのは本当だと告白。だが、大雅には詩織が好きだとふられてしまう。妹のような存在だと言う大雅に、桜はそんな端役はいらないと強がり、伊良部譲(永山絢斗)を呼び出して去って行く。譲が、呼び出された店に行くと桜は号泣していた。帰宅した大雅は郵便受けに一通の封筒を見つける。それは詩織からの手紙だった。手紙には出会ってから今まで、詩織が見つめてきた大雅への思いが綴られていた。
『ハムレット』の公演が始まる。客席には、真知子(松坂慶子)たち楠家、事務所の面々、譲や植野慶太(笠原秀幸)たちが大雅の応援に駆けつけた。もちろん、詩織と海の姿も。そんな中、いよいよ大雅の台詞場面に。詩織たちが固唾を飲んで見守る中、大雅は台詞を噛むことなく堂々の演技を披露した。カーテンコール。鳴り止まぬ拍手の中、大雅は客席に亡き父、航太郎(伊東四朗)の姿もあるように感じて…。
舞台後、帰ろうとする大雅のもとに詩織と海がやって来た。大雅は海に謝るのだが、すでに詩織から説明されて全てを納得している様子。仲を取り戻す大雅、詩織、海…幸せな3人を大貴と真知子も嬉しそうに見ていた。
数日後、大雅は詩織たちと海に出かけて…。
第1話 2010年7月19日 「君をみつけた」
第2話 2010年7月26日「ライバル出現!?」
第3話 2010年8月2日「好きだ…キミが」
第4話 2010年8月9日「キミの涙の理由」
第5話 2010年8月16日「行かないで…」
第6話 2010年8月23日「君にキスした…」
第7話 2010年8月30日「涙のバースデー」
第8話 2010年9月6日「海に誓う約束」
第9話 2010年9月13日「好き…でも嫌い」
最終話 2010年9月20日「もう会えない」
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