ある日、突然美丘の意識がはっきりする。太一が「俺がわかるの?」と聞くと、美丘は「わかるよ……当たり前じゃない」と笑って答えた。うれしさで涙がこぼれそうになるのをこらえる太一。すると美丘は「空が見たい」と言い出した。
高梨の許可を得て、太一は車椅子で美丘を屋上に連れて行く。気持ちよさそうに風を感じながら、太一に「愛してる……太一くんに会えてよかった……」と伝える美丘。そんな美丘を、太一は抱きしめる。二人の間に流れる永遠のような時間。しかし高梨だけは、好転したかに見える美丘の病状が、一時的なものだとわかっていた。
その日、病院からの帰り際に、太一は美丘からiPodを渡される。太一が帰り道で何気なく再生すると、そこには美丘から太一への最後のメッセージが入っていた。「太一くんに伝えたい事がいっぱいあるのに、あたしには時間がないみたい……だから、ここに吹き込むね……」。愕然とする太一は、涙を流しながら美丘の最後の言葉に耳をすませた――。
#01 2010年7月10日「私あとどれ位生きられますか?命と恋…そして家族」
#02 2010年7月17日「命の期限…好きだけどさよなら」
#03 2010年7月24日「涙の約束…ずっとそばにいる!」
#04 2010年7月31日「発症…大切な記憶が消えていく」
#05 2010年8月7日「結婚…出産私にはできないんだ」
#06 2010年8月14日「いらない命なんてないんだよ!」
#07 2010年8月21日「急変!私が私でなくなっていく」
#08 2010年9月4日「体が動かない…最後の家族旅行」
#09 2010年9月11日「絶望…私の命を終わりにして!」
#10(最終話)2010年9月18日「最期の時この命をありがとう」
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