概要
10年後の夫と将来夫になる現在の恋人との奇妙な三角関係を描いた、大森美香によるオリジナル・ラブストーリー。上戸彩はNHKの連続ドラマ初主演で、相手役の内野聖陽とは2004年1月期にテレビ朝日系列で放送された『エースをねらえ!』以来、約7年ぶり2度目の共演。
【ストーリー】
小野沢里花(26・上戸彩)は、老舗出版社に勤める文芸編集者。二年前に恋愛相手が痴漢で捕まって以来、恋の匂いもしない彼女の前に、ある日妙に馴れ馴れしい中年男が現れる。博(40・内野聖陽)と名乗るその男は、自分は10年後の未来からやってきた将来の夫だ、数日後に若き自分と出会うが絶対結婚しないでくれ、とトンデモナイことを言い出す。恩師である宇宙物理学者・三田村教授(63・藤竜也)の発見した時空のゆがみを使って、奇跡的に10年後の未来から現れたというのだ。
自分の好みとは真逆、口ばかり達者で冴えない中年男との運命などまったく信じられない里花だが彼の予言通り数日後に目の前に現れた現在の博(30・内野聖陽・二役)は、宇宙エレベーターの研究に打ち込むナイスガイ。寡黙ながらロマンチストである博に、里花はいつしか惹かれていく。
編集部の比沙子先輩(45・高島礼子)や若手恋愛小説家の旗手・日高(30・劇団ひとり)、文壇の大物・濱田先生(50・渡辺えり)、そして三田村教授など周囲の人々も、三人?の恋の行方に次第に興味津津となっていく。
博(30)を好きになればなるほど、将来の博(40)の変わり様が気になる里花。更に博(40)が語って聞かせる二人の十年後は最悪の日々。聞けば聞くほど今の恋に臆病になってしまう。一方であれだけ毛嫌いしていた博(40)にも、里花は次第に大人の魅力を感じるようになる。
博(30)との恋をあきらめるべきなのか、それとも運命に逆らってもこの恋を貫くべきなのか・・・?里花は迷いつつも、自分の力で未来を変えようと決意するのだが・・・。
キャスト
小野沢里花(26)、円山里花(36) - 上戸彩
入社4年目の老舗出版社の小説編集者。日ごろの仕事ぶりが認められベテラン作家の担当になるなど、仕事面では順風満帆な一方、プライベートでは生来の男運のなさが崇り、26年間まともな恋愛が出来ないでいる。高校時代に図書館にある小説をあ行から全て読破したほどの読書家。
円山博(30)、円山博(40) - 内野聖陽
日高光司(30) - 劇団ひとり
若手恋愛小説家。プライベートが仕事に大きく影響するタイプで恋愛が上手くいっていないと、極度のスランプに陥る。
蜂谷亜美(26) - 木南晴夏
里花の同僚で友人。里花とは反対に仕事より恋愛を優先するタイプ。
小野沢佑太(19) - 染谷将太
里花の弟。プロのミュージシャンを目指すフリーター。姉譲りの恋愛運のなさで恋人のマリコに振り回されている。
飯野マリコ(19) - 林丹丹
佑太の恋人。
森松隼人(30) - 中山祐一朗
博の大学時代の友人で三田村研究室の研究生。
川上哲夫(45) - 渡辺いっけい
梓の夫。専業主夫をしながら妻を支える。
濱田梓(50) - 渡辺えり
里花が新しく担当になったベテラン作家で、学生時代からの里花の憧れの人でもある。少々偏屈者の気があり、担当の里花に厳しく当たる。
青山比沙子(45) - 高島礼子
里花が勤める出版社の文芸部・副部長。里花の理解者で良き相談相手。
三田村幸助(63) - 藤竜也
博の大学時代の恩師。未来から来た博を一目見てタイムスリップして来たと見抜く。
スタッフ
* 作 - 大森美香
* 音楽 - 河野伸
* 演出 - 片岡敬司
* 制作統括 - 高橋練
* 制作・著作 - NHK
【挿入歌・エンディングテーマ】
* 挿入歌 - Crystal Kay『Time of Love』(最終回のみエンディングテーマ)
* エンディングテーマ - Crystal Kay『Cannonball』(第1回〜第5回)
各話あらすじ(2010.8.31 - 2010.10.5)全6回 平均視聴率 6.48%
第1回 2010年8月31日「未来からの恋人」
第2回 2010年9月7日「運命の恋なんて」
第3回 2010年9月14日「恋の骨折り損」
第4回 2010年9月21日「恋の犠牲者?」
第5回 2010年9月28日「愛のから騒ぎ」
最終回 2010年10月5日「君にいる未来へ」
各話視聴率
番組公式HP
(10年先も君に恋して - Wikipedia)
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