2010年08月23日

ハンチョウ〜神南署安積班〜3 第9話

ある夏の夜、殺人事件が発生した。殺されたのは三咲奈穂美(山口美沙)という美容師の卵で、何か刃物で全身をめった刺しにされていた。遅れて現場に到着した真帆(黒谷友香)は、被害者を確認して愕然とする。奈穂美は真帆が通う美容院に勤務しており、数日前にも会話をしていたのだ。彼女の無念を晴らすため、真帆は精力的に聞き込みをして回る。

 そんなとき、奈穂美の携帯電話の通信履歴から、意外な人物がリストアップされた。織田朔太郎(羽場裕一)だ。織田は東新宿署の地域課課長で、真帆の警察学校時代の同期・響子(伊藤裕子)の夫。ほどなく、安積(佐々木蔵之介)は真帆を伴い、東新宿署の織田に話を聞く。織田は以前、奈穂美が不良グループから更生するのを支援し、それをきっかけに、しばしば連絡を取り合っていたという。そして、当時の不良グループのリーダー・本田(北条隆博)が、最近になって奈穂美の行方を嗅ぎまわっていたとのことだった。その情報を受け、本田を取り調べるが、奈穂美殺害時には完全なアリバイがあった。

 捜査は振り出しに戻ってしまった。彼女が携帯電話でやり取りをしていたのは、美容院関係の数人と織田。真帆はまさかとは思いながらも、織田に疑いの目を向ける。その翌日、真帆は織田の自宅を訪れ、響子との久々の再会もそこそこに、織田の事件当夜のアリバイを尋ねる。言葉を濁す織田だったが、そこで響子が助け舟を出した…。

 二人のやり取りに違和感を感じた真帆は、織田が何かを隠しているという気がしてならない。一方、須田(塚地武雅)は被害者の部屋に飾ってあった写真に写っていたぬいぐるみが、部屋になかったことを気にしていた。また、村雨(中村俊介)は、刺し傷の状況から、女性の犯行ではないかと推理する。


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