2010年08月13日

崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話〜 第7話

念願の本『貧乏ものがたり』を出版した絵里子(山田優)の前に、亡くなった義父・正造(陣内孝則)の親戚・源造(河原さぶ)が現れた。東京にいる息子が事故を起こして急に金が必要になったため、正造が作った借金の残金500万円をまとめて払ってもらえないかというのだ。ところが、あいにく母・光代(渡辺えり)は出稼ぎのため不在。絵里子は自分で何とか500万円を工面しようと思い立ち、『週刊秘宝』編集長の梅本(大杉漣)にギャラの前借りを頼むが、軽くあしらわれてしまう。

 そんな中、絵里子は昼間に放送している超人気番組『お昼は最高!』から出演依頼を受ける。正宗(小泉孝太郎)から「本の宣伝になるかもしれない」と言われた絵里子は、テレビに出て本が売れれば印税が入って借金を返せると考え、正宗と鴨田(塚地武雅)を伴ってテレビ局へ。

 初めてのテレビ局に大ハシャギの絵里子と正宗。そして、番組プロデューサーの勝又(マギー)の案内で、番組のキャスター・大貫憲太郎(西村雅彦)と顔を合わせる。大貫は庶民の気持ちが分かる人情派として、主婦から圧倒的な支持を受けており、“視聴率の帝王”と呼ばれる男だ。

 やがて、生放送が始まり、絵里子の出番がやって来た。大貫は絵里子が披露する苦労話に涙し、今後の活動に対してエールを送る。そんな大貫の対応に感動する絵里子。ところが放送終了後、絵里子は偶然、大貫がコメンテーターと衣装がかぶったことに怒り心頭で、スタッフを怒鳴り散らす姿を目撃する。

 翌日から、絵里子は通行人から声を掛けられたり、新しい連載依頼を受けたり、『貧乏ものがたり』の注文が一気に増えたり…と、いいこと尽くし。これで500万円も一度に返せるかもしれないと浮かれる絵里子。

 ところが、テレビ出演した時の体験談をマンガにした『週刊秘宝』が発売された直後、絵里子の根も葉もない中傷記事が夕刊紙に載ってしまう。絵里子が描いたマンガには、大貫がスタッフを叱りつける様子が描かれており、おまけに額には“怒”マークが付いていた。絵里子は悪気なく描いたのだが、それを見た大貫は大激怒。絵里子が体を使って仕事を取っているというデタラメな中傷記事を夕刊紙に掲載させたのだった!

 そんなこととは知らない絵里子は、身に覚えのないことを書かれ、怒り心頭。正宗と共に新聞社に抗議へ。だが、外に出た途端、マスコミに囲まれてしまう。すると、ひとりのカメラマンが絵里子の目の前で勝手に転んだ。しかも、そのときの映像がワイドショーで使われ、絵里子が暴行を働いたのではないかとまで言われてしまう。新聞社でも見出しに小さく「…か!?」と書いてあると開き直られた上、この騒動が原因で決まっていた他誌での新連載も白紙になってしまった。

 落ち込む絵里子が帰宅すると、部屋の前にダンボール箱の山が。氷室(田中要次)が絵里子の人気に便乗して大量注文したエリーグッズが返品されてきたのだという。しかも、氷室は絵里子を保証人にして商品を発注。なんと代金は120万円だという…!

 そんな中、絵里子は再び『お昼は最高!』から出演依頼を受ける。大貫が絵里子にも反論のチャンスを与えようと言い出したらしい。躊躇する絵里子を、鴨田は「逃げるのか?」と挑発。「おまえには、もともと失うものなんてないんじゃないのか」と言われた絵里子は、出演を決意する。

 そして再びテレビ出演の日。番組側は絵里子に台本を渡し、大貫がうまく誘導するから、話を合わせて欲しいと提案する。不安ながらもうなずく絵里子だったが、番組ADの下山(西島隆弘)から、夕刊紙の中傷記事も転んだカメラマンも、絵里子の描いたイラストに怒った大貫の仕業であったことを聞き、このままでは引き下がれないと闘志を燃やす。

 生放送が始まった。大貫の誘導で視聴者に騒動について謝る絵里子。そして、お詫びの気持ちをもっと伝えるためにマンガを描いてきたと、隠していたスケッチブックを取り出す。そこには、涙を拭いている大貫の後ろに、悪魔の様な大貫の顔、口からは二枚の舌、オデコには“怒”マークが描かれていた! 驚いた勝又は、すぐさまCMに切り替える。CMランプを確認した大貫は、自分をハメたと怒る絵里子に、「マンガ家ごときが偉そうな口を叩くな」と吐き捨てる。やがてCMが終了し、スタジオが映し出されるが、大貫のやり方に疑問を持っていた下山は、CMが明けたことを大貫たちに知らせず、大貫の「貧乏人は黙って俺の言うことを聞いてりゃいいんだよ!」という罵声がそのままオンエアされてしまった!

  その夜、『週刊秘宝』編集部では絵里子を励ます会が開かれる。背中を押してくれた鴨田にお礼を言う絵里子。だが、鴨田は複雑な表情で席を立ってしまう。その後、梅本も席を立ち、なかなか戻って来ないのを心配した正宗は、二人を探しに行く。すると、鴨田が「『奇跡の1枚』を撮ったのは、俺じゃない…」と話すのが聞こえて……!?


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