大貴(沢村一樹)は詩織と海(小林星蘭)を楠家に招待。しかし、詩織たちが楠家につくと、大雅しかいない。真知子(松坂慶子)も大貴もまだ帰ってくる様子がない。そこで大雅は冷蔵庫にある食材で詩織と海のためにおもてなし料理を作ることに。手際よく準備する大雅に驚きながらも、詩織と海も一緒に料理のお手伝い。そこに大貴と真知子が帰宅し、事務所の青木久雄(松重豊)らも加わった。銀さんファンの詩織と海は亡き航太郎(伊東四朗)の部屋を大貴に案内され、感激しきり。が、大貴の方はというと、詩織との将来の勝手な妄想が止まらない。ホームパーティーが始まると、大貴だけでなく真知子も加わって詩織に結婚を意識させるような猛アプローチをかける。困惑する詩織の様子を見ていた大雅は、詩織と海は今のままが幸せそうだと助け舟を出す。
パーティーが終わると大貴が詩織と海を送って行く。自分の想いを伝えようとした大貴を遮った詩織は、海のことを宜しくお願いしますと伝えた。大貴はそれ以上の言葉を無くし、自分が詩織にふられたことを悟る。大貴は1人で酒を飲みながら涙を流した。
アパートに帰った詩織は、大雅に電話してしまう。パーティーでの助け舟を出してくれた礼を言う詩織は、大雅に甘えてしまっているとつい本音を。詩織が見せた弱さに驚く大雅は、自分に甘えるぐらい良いと答える。さらに、大雅は無理をしないで少しは変わった方が良いと続けた。だが、詩織は変わりたくないと頑な。最後には、もう放っておいてと電話を切ってしまった。
大雅は、青木にこれからはどんな仕事でもやると決意を表明。だが、青木は大雅がやりたくても相手が航太郎の息子と構えてしまうと2世俳優の難しさを伝えた。焦る大雅は『愛の緊急病棟』の出演が決まった宮瀬桜(桐谷美玲)の台本を一緒に読ませて欲しいと頼む。それは、桜が演じる患者に若い医師が告白するシーン。最初はへたくそなどと文句を言っていた桜だが、大雅の告白のセリフに思わず突き飛ばしてしまう。以来、桜は大雅のことが気になるように…。
大雅が青木と映画会社などへの顔見せ営業から事務所に戻ると詩織の姿がない。青木によると、詩織はこの日から亡くなった夫の実家に行くとのこと。家に帰ろうとする大雅は、突然不安になって走り始めた。バスターミナルに着いた大雅は、詩織の姿を捜し求める。そんな大雅を発見したのは詩織と一緒にバスに乗っていた海だった。詩織は海を残して大雅のもとへ。大雅は息を切らしながら、東京に戻ってくるのかと詩織に尋ねる。夏休みの里帰りだから当然だと答える詩織にホッとする大雅。困った詩織は苦笑しながら、そんなことを言うために走ってきたのかと聞く。うなずく大雅は、それならば良いんだと帰ろうとする。と、その背中に詩織が念を押した。私、帰ってくる…と。詩織と海を乗せたバスを大雅はいつまでも見送って…。
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