南熱海市の中心に住んでいる人なら、この地のことに詳しいのではないか―― ふと思い立った星崎は、南熱海の地形的な中心を突き止める。そこには占い師の占部日美子(銀粉蝶)が住む雑居ビルがあった。占部は捜査は指定されたポイントにあるマークを見つけていく“オリエンテーリング”だ、と星崎に告げる。さらにそれらは現象に惑わされず直感で捜し当てるべきだとも忠告。身につけておくと守ってくれるという人形を、北島と星崎に渡す。
その後、星崎と北島、拾坂は行方不明となっている蛇川方庵(小野栄一)が住む大名荘の2号室へ。蛇川の姿は見当たらなかったが、星崎がダウジングで室内を調べると、畳の下からビデオテープが出てきた! その矢先、桂東光子(ふせえり)の調べで蛇川が3年前に死亡していたことも判る。星崎らは急いでビデオテープの映像を確認。そこには不思議なダンスを踊る椹木みこ(山田彩)と東雲麻衣(三吉彩花)が映っていた…。
永遠の森学園を再度訪れた星崎は東雲を美術室に座らせ、事件前日に行われた四十万新也(山崎賢人)のヌード写生について思い出させようとするが、その様子を見た星崎は、自分が“現象”に惑わされていたことに気付く。と同時に、バス失踪事件に巻き込まれた4人の女生徒には別のつながりがあること、犯人は南熱海市にいることを確信するのだった。
一方、北島は『空と海と虹の会』の代表・平坂歩(萩原聖人)から「新設堤防のおかげで沈んでいたバスが見つかった」との推測を聞かされる。しかし、平坂はもう少しデータを集めないと断定はできない、と言う。
やがて星崎は甘利レミー(二階堂ふみ)から、レプス陶芸クラブが裏で援助交際の斡旋をしており、そこに朱印組組長・朱印頭(松尾スズキ)と甘利市長(団時朗)が一枚噛んでいることを聞く。星崎の気を引きたいレミーは、勝手に隠しカメラを持って陶芸クラブに潜入捜査。ところが、朱印とその手下の鮫島猛(緋田康人)に見つかってしまう。父親である甘利市長を強請るためにやった、と言い訳するレミーに、朱印らは自分たちも強請の仲間になりたいと申し出るのだった…。
そのころ永遠の森学園の旧寮では、敷島澪(藤谷文子)とともに新也が自らのヌード・デッサンを燃やしていた。やがて敷島は新也を引き寄せてキスをし…。
熱海の捜査官 TOPへ 各話視聴率へ
2010年夏ドラマ(7-9月)TOPへ
タグ:熱海の捜査官