その翌日、舟岡が経営する工場で、舟岡の遺体が発見された。従業員に事情を聞いたところ、朝一番に出勤してきた賄い係の千代(絵沢萠子)が第一発見者だと確認。安積が昨晩の様子を美和子に尋ねると、午後9時頃、舟岡を残して従業員全員が帰宅したとのことだった。また、事務所が荒らされていたが、金庫には現金が手付かずで残されていた。
一方、従業員を事情聴取していた村雨(中村俊介)は、彼らの帰り際に、2ヶ月前にこの工場をリストラされた石川という男(佐野康臣)が、険しい表情で工場にやってきたという証言を得ていた。石川は工場をリストラされた時も、舟岡と大喧嘩をしていたという…。
その後、舟岡を殺害したと思われる凶器から採取された指紋が、石川の指紋と一致したと鑑識から報告が。それを受けて石川を逮捕すると、あっさりと犯行を自供。石川は高校を中退してすぐ、傷害事件を起こして少年院へ入っていたが、出院すると、保護司の紹介で舟岡製作所へ入社した男。事件当日の夜は、もう一度働かせてもらえないか頼みに行ったが、舟岡にバカにされ犯行に及んだと供述する。
しかし、石川の態度や行動など、妙にしっくりこないと感じる村雨。また、第一発見者の千代から、出社したのは6時半だと証言を取っていたが、警察に通報があったのが8時だったことを安積が確認する。いったい、この1時間半の空白は何なのか? 安積らは美和子と千代に再度、事情を聞きに向かう…。
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