その男・山崎公太(五十嵐隼士)は、恋人・望月里香(末永遥)の闇金業者への借金を肩代わりしていた。里香は闇金業者「サンライズリース」に金を借りてしまい、執拗な取り立てに苦しんでいた。
その借金を公太が肩代わりしていたのだが、里香は病弱な上に妊娠中で無理がきかない。現に成田と話している最中にも倒れて緊急入院してしまった。
生活費から借金まですべてを自分の稼ぎだけで工面するのは到底難しく、そのため公太はやむを得ずひったくりを重ねていた。事情を知った成田は公太を更生させようと自首を促すが、自分の素性に気付いた公太から通報しない代わりに犯行を見逃すよう言われる。美由紀(村川絵梨)に繋がる人物との接触を目前に控え、従うしかない成田。
ところが、公太が犯行時に使っていた自転車の目撃情報が出回り、今度は警察官である父・山崎義一(中原丈雄)が犯罪隠蔽に乗り出す。山崎はその自転車を処分しようとしたほか、公太の犯行に気付いたサンライズリースに揺すられるがまま、口止め料の支払いと取り締まりの際に便宜を図ることを約束してしまう。
成田は何とか思い止まるよう説得するが、「たとえ嘘をついても、アイツを守る」と語る山崎の決意は固い。それは亡き妻・早苗(中村麻美)と交わした約束だった。もともと体の弱かった早苗は自分の命と引き換えの覚悟で公太を出産、結果亡くなってしまった。
事情を知らない公太は常に職務優先で家庭を顧みなかった山崎のせいだと思い込んでいたが、山崎は早苗がそこまでして産んだ公太を守ることに必死だった。
それ故、違法行為に手を染めてでも息子を守ろうと暴走してしまったのだ。
しかし、公太が自首を決意したことで事態は一転する。
闇金業者のエスカレートする脅迫に里香を守りきれないと悟った公太は自首しか道がないと訴えるが、これに山崎が猛反対、二人は激しく衝突してしまう。成田は、感情的になった山崎を諭すと、公太の代理人としてサンライズリースへ赴き、法的な知識で執拗な取り立てから公太たちを解放する。
サンライズ側は、犯罪隠蔽に動いた山崎をゆすりの材料に反撃に出るが、その山崎は警察を辞め公太と共に自首する覚悟を決める。これまでどれほど職務に打ち込んできたかを知る公太は、警察を辞めるという山崎の決断に動揺を隠せない。
成田に促された山崎から、早苗が自分を命懸けで産んだことを知らされた公太は、最初こそ取り乱すものの、両親の深い愛情を知り山崎に心を開く。
こうしてわだかまりを解いた二人は警察へ揃って出頭、その様子を見届けた成田は、謎の人物と落ち合うことになっている公園へ。
待ち合わせ場所を一望する近くの喫茶店から現場の様子をうかがっていると、そこには絵美(石原さとみ)の姿が。
さらに変装した捜査員たちの姿も目に入るが成田は謎の人物の指示で捜査員の目をかいくぐり一足早く喫茶店を抜け出していた。捜査員の目をかいくぐり、指定された車に乗り込む。と、そこにいたのは浅沼(姜暢雄)だった!
美由紀に通じる人物とは浅沼のことだったのだ。これから美由紀の元に連れて行くという浅沼に身をゆだねる成田。
しかしその頃、絵美の元には連光寺(豊原功補)から、“横領の真犯人は浅沼”との知らせが届く!
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