そしてほどなく、サブロー号という警察犬が現場へ到着。自分と同じ名前の警察犬の登場に戸惑う須田(塚地武雅)を尻目に、安積は訓練士の辰巳(陽月華)と一緒に犯人の追跡を開始する。
覆面のにおいを追って犯人を追跡するサブロー号は、しばらくすると、繁華街を抜け高級住宅街のある家にたどり着いた。安積はその家に住む奈保子(斉藤慶子)に事情を説明し、捜査協力をお願いする。
承諾を取り付け家の中に入ったサブローは、二階にある娘・七海(浅見姫香)の部屋の前で止まった。奈保子が七海を呼ぶと、七海は目の前に現れた見知らぬ安積に驚くこともなく、「誰もいないよ!」と言い放つ。その言葉を受け部屋を調べるが、彼女以外誰もいなかった…。
安積が署に戻ると、サブロー号の捜査の経緯を聞いた金子課長(田山涼成)が、無関係の家庭にたどり着くなんて、引退間際の警察犬だからだと不満を噴出させていた。そう、サブロー号の年齢は11歳で、人間なら70歳という老犬だったのだ。
その後の聞き込みにより、奈保子は有名な料理研究家で、巷でカリスマ主婦と呼ばれるセレブだということがわかった。そんな金持ちが、高々80万円の強盗事件に関わっているとは思えない…という桜井(山口翔悟)に、完全にシロだとわかるまで捜査するべきだと、村雨がたしなめる。一方、七海の態度が気になっていた安積は、再び七海へ会いに行く。
しばらくすると、安積ら強行犯チームの捜査線上に、半年前にゲームセンターを解雇された藤岡という青年(兼子舜)が浮かび上がる。この藤岡は、七海と関係がある人物だった。その関係とは? 七海はなにかを隠しているのだろうか!?
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