“蜂須賀(速水もこみち)オリジナルの授業”を開いていたのだ。
真夏の砂浜で「熱射病の生徒が出ても大丈夫!」なように保健の玲奈先生(宮坂絵美里)を呼んでビーチバレーを行っていたのだが、黒沢正宗(竹内寿)の様子がおかしい。
すると、広瀬(竜星涼)が打ったボールに当たり、倒れこむ黒沢だが、どうやらそれだけではなく、熱射病になってしまったらしい。
光学園の保健室で安静にする黒沢だったが、安静な黒沢とは対照的に職員室は騒然としていた。
その理由は、黒沢正宗の母親が有名な“モンスターぺアレント”である事にあるらしい。いよいよ現れた黒沢の母・静子(荻野目慶子)。
静子は、蜂須賀に「正宗にケガをさせた広瀬に同じケガをさせてくれ」と、言う。それを断った蜂須賀を睨むと、校長室へ向かう静子。
その姿をこっそり見ていた正宗は胸の辺りを強く握り締めたのだった。
校長室で叫ぶ静子の所へやってくる正宗。傍若無人な母に何も言えずに、ただただ頷くだけだった。そんな黒沢正宗を蜂須賀はみつめていた。
楓(志田未来)から黒沢静子の評判を聞いた蜂須賀。どうやら黒沢の父は有名な政治家でそれが理由で静子の“モンスターペアレント”を黙って従うしかなかったのだ。
黒沢家では毎晩の儀式である、静子による正宗のメールチェックが行われていた。
そして、携帯についていたストラップをハサミで切り落とす静子。その姿を見て、正宗はまた胸を押さえる。
翌日、引きちぎられた彼女である美嘉(日南響子)とお揃いのストラップを持って、正宗は体育倉庫にいた。
美嘉に「約束を守るから」と話をして、抱き合っているところを見かける蜂須賀と楓だったが、同じくしてやってきた体育教師の塚本(永田彬)に黒沢たちは見つかり、親を呼び出されてしまう事に。
蜂須賀とともに黒沢に事情を聴いていた水城校長(小日向文世)の部屋に飛び込んできた母・静子。
「大丈夫なの?正宗!この女に誘惑されたんでしょう?」という問いかけに頷いてしまう正宗。「サイテー!」と言う楓と呆然とする美嘉。
しかし、蜂須賀はそんな正宗に近寄ると勢いよく殴り飛ばしてしまう。
それに対して美嘉と蜂須賀を睨み「絶対に許しません。」と静かに立ち去る静子と正宗。やきもきする涼子(比嘉愛未)と楓だったが、蜂須賀は冷静だった。
しばらくして、学校内で「暴力教師を追放せよ!」とデモ活動をする静子たちマダム軍団。その騒ぎに、教育委員会がやってきて大事になった光学園。
「黒沢を殴った蜂須賀先生の顔は本物の教師の顔に見えた。」と言う水城校長は密かに心強く思い期待していたのだ。蜂須賀がモンスターペアレントを何とかしてくれるのではないかと。
明後日までに和解しなければいけない現状に「まあ。なんとかやってみます。」と答える蜂須賀を水城親子は熱い視線で見ていた。
3年B組も楓を中心に蜂須賀が黒沢を殴った話題で持ちきりだった。「今回ばかりは蜂須賀はとばっちりだから助けよう!」という楓に対し、他の生徒たちは「触らぬモンスターにたたり無し」と静子に怯えている様子だった。
正宗の彼女である、美嘉の家は商店街に店を構えているが、そこにも静子がやってきて「この店の娘がうちの息子を誘惑した!」と営業妨害をしていた。
職員室での静子の静かな怒りに美嘉が危ないと悟った蜂須賀は駆けつけたが、店は閉まっており、すでに誰もいなかった。
蜂須賀の姿を見た美嘉は呼び寄せ、「黒沢先輩は、立派な男になってお母さんに彼女として紹介してくれるって約束してくれたんです!先輩を助けてあげて!」と美嘉に懇願され、明後日の正宗の誕生日にプレゼントを渡してくれ、と頼まれる。
ある日、「黒沢家にお詫びに行く。」と涼子を誘う蜂須賀だが、黒沢家の前で「美嘉ちゃんと男になる約束したんだろ!」と正宗の手を引き、急に走り出してしまう。
唖然とする涼子と静子。いよいよ蜂須賀による黒沢正宗のハンマーセッションが始まる!
明後日には18歳になる正宗に「明後日になるまで何が何でも逃げるんだ!」と町中を逃げ回る蜂須賀と黒沢。
しかしどこへ行っても黒服の男達が追いかけてくる。逃げている最中に、蜂須賀は役所へ寄り、戸籍住民係と書かれた場所へ足を運ぶ…。
引き続き、街中を走り回る二人。どうして黒服が自分達の場所を突き止める事が出来るのかと不思議に思っていると、毎晩、正宗が母親に携帯を渡している事に関係があるようだ。
母親からの呪縛から逃れるように携帯を叩きつける正宗。2人は再び森の中へと逃げていくのだが、蜂須賀が足を滑らせ、崖から落ちてしまう。
ケガをした蜂須賀を休ませるべく、動けない蜂須賀の代わりに正宗は夕食の食材を探しに出かけた。
正宗が仕留めた魚を食べる2人。「やれば何でもできるじゃないか!」という蜂須賀に「母さんが何も今までさせなかった。」と母親のせいにする正宗。
そして、ようやく時計の針が24時を指した。黒沢が18歳になったのだ。
それと同時に黒服から逃げるのを止める蜂須賀。頼まれていた美嘉ちゃんの誕生日プレゼントを渡すと、静子がやってくる。
そして、静子の目の前で「養子縁組届」を正宗に書かせようとする蜂須賀。
18歳以上になると、子供の意思で養子縁組を出来るようになると言う蜂須賀。蜂須賀の行方を追いかけていた涼子と今村(六平直政)に証人としてサインを貰い、「僕は僕の人生を生きるんだ!」と決意に満ち溢れた表情をする正宗。
母・静子が「正宗を連れて行かないで!」と、ぬかるんだ森の地面に顔をこすりつけて土下座をする弱い母の姿を見て驚く。
弱々しい母の姿に、「母さんを見捨てられない!強くなる!」と母をかばう正宗の姿に蜂須賀は「ハンマーセッション終了だ!」と告げる。
蜂須賀は「“男になる”には、親離れするという強さだけでなく、母親、彼女に対して優しさも必要なんだ。」と正宗に教えたのだった。
もちろん18歳になったら子供の意思で養子縁組を出来るという法律は蜂須賀の作りだした“でまかせ”“はったり”をかます詐欺テクニックであった。
まんまと騙された楓と涼子は憤慨するが、3人目のハンマーセッションはこうして幕を閉じた。
後日、仲直りした黒沢親子は以前嫌がらせをした美嘉の実家である商店でお詫びとして、タイムセールのビラ配りや客寄せを手伝っていた。
「正宗をよろしくね!」と告げる静子に美嘉は元気よく返事をし、同じく客寄せを手伝っていた蜂須賀と楓、涼子も笑顔でその様子を眺めているのだった。
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