2010年07月12日

夏の恋は虹色に輝く 第1話

楠大雅(松本潤)は、名俳優・楠航太郎(伊東四朗)を父に、元女優の真知子(松坂慶子)を母に持ち、自身も俳優を家業とするいわゆる二世俳優。

しかし、あまりにも偉大な父には遠く及ばず、鳴かず飛ばずの日々を送っている。生活は未だに親頼み。恋愛も自分だけを見て愛してくれる彼女の出現を待ち続けて 26年経ってしまった。つい先日も大雅は、箸の持ち方が気に入らないと付き合っていた女性と別れたばかり。

そんな大雅の友人は、同じく二世俳優の植野慶太(笠原秀幸)。同じ境遇からか気が合う2人はオフでは一緒に遊ぶ仲だ。その日も優雅にスカイダイビン グを楽しんでいたが、大雅だけ風に流され、着地地点から大幅に離れた海の近くの雑木林に落下。地面への激突は免れたものの、気づけば大雅は木の枝に引っかかり、宙ぶらりん状態に。

逃れようなく困っていると、ちょうど道を走ってくる女性が…。それも、ちょっといい女。急いでその女性に声をかけ助けを求めるものの、大雅も俳優の端くれ。警察に電話や、人を呼ぶなど世間に醜態をさらすわけにはいかず、とにかく他の方法で降ろして欲しいと頼む。

すると女性は近くの木によじ登り、ハサミでパラシュートの紐を切り離す。大雅は地面に再び落下。彼女は大雅の無事を確認すると、急いでいるからと名も告げずに走り去ってしまう。この女性が北村詩織(竹内結子)。

オーディションに落ち、ドラマへの出演話のない大雅。事務所の青木久雄(松重豊)はバラエティーをブッキングしようとするが、大雅は嫌がる。そんな話をしていると、航太郎が入院したとの報が入った。

慌てて病院に駆けつけると、ベッドの脇で神妙な面持ちの真知子と兄の大貴(沢村一樹)。不吉な予感に動かぬ航太郎の名を大雅が叫ぶと、パチリと目が開く。航太郎は、ただの捻挫。大雅は家族にかつがれたのだ。

さて、大雅はひどい目に遭ったものの先日の名も知らぬ女性、詩織が気になって仕方なく、出会った場所に向かう。行き当たりばったりで、会えるわけもないと帰ろうとすると、詩織が自転車で通り過ぎて行くではないか。大雅が追うと、詩織は一人砂浜で大声で泣いていた…。

そっと近づいた大雅に気づいた詩織は、名前で呼びかける。もしかして脈あり? と、ドキドキの大雅だったが、詩織は航太郎の大ファンだとのこと。そして大雅は、自分の立場を話し、詩織も働いていた工場がなくなることなどを話した。だが、大雅が名前を聞こうとすると、詩織はまたしても去ってしまう。

大雅が航太郎の見舞いに行くと、自分が端役で出演したドラマを見ている。大雅がたいしたことのない役など見ないで欲しいと言うと、航太郎は真面目に切り出した。もっと、自由になれ…大雅らしい俳優になれ…と。父の言葉が心に響く大雅だが、素直にありがとうとは言えなかった。

数日後、大雅は大後悔することになる。なんと、航太郎が急に亡くなってしまったのだ。

航太郎がいなくなった事務所には、若手だが子役から女優として活躍する宮瀬桜(桐谷美玲)が入ってきた。青木は航太郎に生前から頼まれていたらしい。桜が事務所を出て行くのと入れ違いに入ってきたのは詩織。

その時、大雅は航太郎の追悼番組への出演を求める青木と大もめ。役者の仕事を持って来いと大口叩き、二世俳優としての愚痴をこぼす大雅はピシャリと頬を叩かれた。

叩いたのは詩織。その勢いで、詩織は仕事が上手く行かないのは2世だからではなく、演技が下手くそだからだと大雅に突きつける。さすがにショックを受けて出て行こうとする大雅に、詩織はファンレターだと封筒を渡す。

家に帰った大雅が封筒を開くと、それは航太郎が詩織に宛てた手紙だった。そこには、自分の未来を予見したかのように大雅の応援を…ファンになって励まして欲しいと書かれていた。

航太郎の気持ちを受け取った大雅は墓前で号泣。その姿を、そっと見守る詩織。空には大きな虹がかかって…。

大雅は追悼番組に出演するが、事務所のみんなの反応はいまいち。それどころか、青木は今後の大雅のギャラは歩合にすると言う。今までは、航太郎の稼ぎで潤っていた事務所だったのだ。大雅、今月のギャラは3万円にも満たなかった。

と、そこに詩織が入ってくる。青木が事務として雇ったのだ。大雅が文句を言うと、詩織は「泣いていたくせに」とポツリ。まさか、父の墓前でのことを…と、人気のない場所で詩織に問う大雅。

とぼける詩織に、大雅は芝居だったと苦しい言い訳。すると詩織は芝居だとしたら、素晴らしかったと微笑む。微笑みながら見つめる詩織に大雅が思わず顔を近づけると、またしても殴られてしまう。倒れた大雅を覗き込む、小さな女の子は海(小林星蘭)。海は詩織に「ママ」と呼びかけて…。詩織は子持ちだったのか?


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