今回の連載のテーマは、女の子の育て方についてだった。編集者から、女の子を育てる際、そのベースメイクとしてもっとも重要なことは何か、と問われた悠里は、正義感だと答えた。それは、愛だけを真っ直ぐに見つめる、という意味だという。しかしそれは、特に女子の場合、ある理由から守ることが困難でもあるのだという。
取材を終えた悠里のもとに、長男の洸(松坂桃李)と別れたばかりの元恋人・椎名涼子(波瑠)がやってくる。涼子は、洸の子どもを身ごもっており、産みたいのだという。悠里からそのことを知らされた洸は、涼子に連絡して中絶をさせる、と言い出す。洸のコーチでもあるジムの総責任者・蓮見丈治(反町隆史)もそれに賛成した。しかし悠里は、洸には逃れられない責任があるとして、早乙女家のDNAを持つ、生まれてくる子の味方をすると言い切る。
別の日、悠里は、別居中の夫・辰也(寺島進)に呼び出される。陸上競技を止めて自由になりたいと言い出し、悠里から早乙女家を出るよう命じられた次男・廉(矢野聖人)の件で相談があるというのだ。辰也は、廉を早乙女家に戻せないか、と悠里に持ちかけた。悠里は、そんな辰也に、廉を上手く乗せて、陸上競技を続ける気にさせてほしい、と返す。廉のことは、洸たち兄妹も心配していた。洸は、悠里に謝るべきだと廉に提案した。しかし廉は、後悔はしていないという。
そんななか、涼子が父親・哲夫(平田満)をともなって悠里のもとにやってくる。社長室を訪れた哲夫は、涼子を説得して中絶させることにしたが泣き寝入りはしない、と言い、悠里に慰謝料を請求するが…。
GOLD TOPへ 各話視聴率へ
2010年夏ドラマ(7-9月)TOPへ
タグ:GOLD