2010年07月05日

ハンチョウ〜神南署安積班〜3 第2話

夏のある日、繁華街の焼き鳥屋で騒ぎを起こした桧山(春海四方)という男が、ビール瓶で頭部を強打されるという事件が起こった。犯人はそのまま逃走し、ほどなく、被害者の死亡が確認された。

現場検証と聞き込みの結果、容疑者は店の常連客の船村修一(江藤潤)という男だと判明。その情報を受けて、須田(塚地武雅)と黒木(賀集利樹)が船村の自宅へ向かうが、アパートには不在。アパートの住民によると、船村は女性と一緒に出かけたとのことで、入れ違いとなってしまった。

船村の行方を捜査する安積班は、船村と行動を共にしていると思われる女性の身元を確認。染谷美津保(渡辺典子)という人物で、半年ほど前から船村と暮らすようになったことがわかる。

さらに船村の周辺への聞き込みを進める安積班だが、船村は温厚で面倒見のいい人間だという評判ばかりで、事件を起こすような動機も性格的欠陥も見当たらない。安積(佐々木蔵之介)は、事件内容と人物像があまりにかけ離れていることを不審に思う…。

一方、須田と黒木が、船村と共に姿を消した美津保の自宅を訪れると、長男の広海(菊池風磨)と妹、弟の3兄弟がいた。黒木が母親の所在を広海に尋ねるが、広海は「あんな奴は母親なんかじゃない」と言い放つ。美津保が自宅に顔を出したのは2ヶ月前で、それからは3人でひっそり暮らしていたという。

「ネグレクト(育児放棄)か?」と誰もがそう考える中、美津保にも深い理由があり子どもたちから離れてしまっていると思う黒木。美津保は子どもたちの元へ戻ってくると考えた黒木は、美津保から船村の居場所を聞き出すためにも、子どもたちを張り込みたいと安積に直訴する。


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