持ち前の話術を使って、護送車に同乗していた若い警察官にちょっかいをかけていた音羽4号。彼が“あの有名な音羽4号”だと知った今村は「お前があの第1級の詐欺師か!」と驚く。すると突然車が転倒し、海へとおちてゆく。事故か事件か…。
海へと落ちた護送車から逃げ延びた音羽4号と今村。
行くあてもないままひたすら森の中を走り続けると、拓けたところに行き着いた。
護送されなかった事を神に祈っているクリスチャンの今村を尻目に、“カチカチッ”と音のする方へ音羽4号が向かうと、放火をしようとしている男と出くわしてしまう。その男を必死に止めようとする二人だったが、この敷地内の関係者である水城(小日向文世)に見つかってしまう。放火しようとしていた男を「蜂須賀先生!」と呼ぶ水城は、実は音羽4号と今村がたまたま迷い込んだ「光学園」の校長であった。そして、放火をしようとした男(村上健志)は、東大出身の期待の新任教師として「光学園」に来る予定の蜂須賀悟郎だった。蜂須賀は、生徒達が“得体の知れない生き物”だと恐怖を覚え、パニックを起こして放火に至ったのだと言う。校長である水城も、「表向きは何の問題もなく見える生徒が裏では何しているのかわからない、心が掴めなくて自信を失っている教師が多い」と音羽4号に心の内を話す。そんな姿を見た音羽4号は「俺に言わせりゃ人の心なんて簡単に掴める」とアメリカの学校で心理学者によって学級崩壊を防ぐ事が出来た話をし、水城に希望を与えるが…その話事態、全てウソ。「水城校長の心を掴んでみせましたよ」と自信ありげに言う音羽4号に、水城校長は「君たち2人を匿う代わりに、蜂須賀として教師になりすまし、光学園を救ってほしい」と言われ、取引に応じた音羽4号は、“東大出身のイケメン教師・蜂須賀悟郎”として「光学園」3年B組の担任となった。一方、今村は、事務員として働く事に。さらに、本物の蜂須賀悟郎は、悟郎の次という意味から“ロク”と名づけられ、教師の実績がない音羽4号のサポート役となった。
翌朝、蜂須賀悟郎となった音羽4号は、水城校長の娘であり、3年B組副担任で、蜂須賀の指導教員となる水城涼子(比嘉愛未)、セクシーな保健教師・里中玲奈(宮坂絵美里)、教頭の太田靖子(濱田マリ)率いる“太田軍団”のいる職員室に現れる。そのヘラヘラとした態度に誰もが怪訝な視線を向ける中、“イケメン”の登場を心待ちにしていた3年B組にいくと、やはりその軽薄な態度に誰もが少し引き気味であった。
ある日、バクチクに襲われる太田先生を撮影した「アッチーナ太田」という動画が「ハピスラ」というサイトで話題になっている事を知った蜂須賀は、クラスの一人がその話題に触れたときの一瞬の表情の変化を見落とさなかった。
同時期、ちゃきちゃきの江戸っ子で思った事はすぐに口に出してしまう3年B組の生徒・立花楓(志田未来)は、「ハピスラ」の主犯格が星柄のバンダナを巻いている事を知り、星のバンダナを以前巻いていた司馬(石黒英雄)に「ハピスラの主犯は司馬でしょ?」と詰め寄るが、司馬はそれに答える事なく、楓にナイフをちらつかせ去っていく。それでも諦めきれない楓は司馬に「これ以上はやばいよ!」と詰め寄っていた。そんな楓に、「俺だってたまんねえんだよ。子供の頃はでっかくみえたのに」と意味深な言葉を残して再び去っていく。その寂しげな表情に、楓は何も言う事が出来なかった…。
エスカレートしていく動画に「光学園」も頭を抱えていた矢先、電気店で働く男を睨む司馬がいた。実は、父親が会社をクビになり、電気店でヘコヘコ頭を下げながら働いている父親の姿にイラついていたのだ。
蜂須賀がいよいよ動きだす!
一人目のハンマーセッションの相手を司馬祐生に決めたのだ。
蜂須賀は司馬の携帯「ハピスラ」のグループメールに自らのアドレスを潜ませ、「ハピスラ」として動くときには連絡がくるように仕込んだ。
そして、援交狩りを決行しようというメールが届く…。
「ハピスラ」サイトを見ていたロクが「ワルで有名な極東高校のバイクをパンクさせるなんて…。」
という言葉に、いつも胸に下げている知恵の輪ネックレスを解く蜂須賀。そのネックレスは、子供時代に育った養護施設の園長からもらったものだった。
援交親父のいる現場に行く司馬たち。しかし、そこにいたのは…なんと司馬の父親(甲本雅裕)だった!
知らずに殴りかかる司馬の仲間たち。援助交際相手の女の子として変装していた楓が止めにかかるが「あんたみたいな親父!ウンザリなんだよ!」と言い放つ司馬。
そこに極東高校のバイクが何台もやってくる。あっというまに取り囲まれ、襲われそうになる司馬を必死にかばう司馬の父。すると…バイクにのって蜂須賀がやってきた。その手には携帯が!なんと、司馬親子を撮影していたのだ。「ハピスラって楽しいな〜」と挑発する蜂須賀にキレた司馬は、持っていたナイフで蜂須賀を刺してしまう。同じ現場にいた今村により、病院に連れていかれる蜂須賀。
残った司馬は動揺し、崩れ落ちる。そんな姿を見た父親は「こんな親父でごめん。お前の罪は一緒に償う。俺は、お前達を守るためならなんでも出来る。死んでも守る。お前は父さんの宝物だ。」と抱きしめる。そして父親は、極東高校の生徒に踏み潰された小学生時代に司馬が父親にプレゼントした財布を拾いあげる。それを見た司馬は、「父さんごめん…」とつぶやいたのだった…。
すると、刺されたはずの蜂須賀がけろっとした顔で拍手をしながらやってくる。
「騙すなんてサイテー!」という楓だったが「確かに騙した。けど、お前の父さんの言葉は本物だ。お前の涙も。サイコーにかっこいい親父だな!」という蜂須賀に司馬は小さく頷いた。
後日、司馬から「先生!とりあえずサンキュ。」と声を掛けられた蜂須賀は、満足そうに微笑むのだった。
一方、立花楓の父である立花功一(堀部圭亮)は、警視庁で働く刑事で、世界的詐欺師の音羽4号を探している。しかし、捜査は打ち切られ、音羽4号が逮捕された事自体を伏せろと言われたのだが…。
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