白鳥(仲村トオル)は寺内の死因に疑問を呈する。末期ガンとはいえ、数時間前まではしっかりと意識もあった寺内の病状が、これほど急激に悪化することは考えられない、と。そんな中、田口(伊藤淳史)が点滴装置に異常を発見。短時間で大量に注入すれば呼吸停止の危険もある鎮痛剤が、規定の10倍もの量で投与されるよう設定されていたのだ。「このチームの誰かが注入量を間違った。寺内さんの死因は医療ミスの可能性がある!」と指摘する白鳥の言葉にショックを受ける一同。
そして、誰がミスをしたのかを巡る“犯人探し”が始まった。花房(白石美帆)は寺内に付き添っていた弥生(浅見れいな)に、長谷川は点滴の用意をした和泉に疑惑を向け、救命チームは殺伐とした空気に包まれる。だが田口には、優秀なチームのメンバーがこれほど重大なミスを犯すとは考えられない。そんな田口に白鳥は、誰かが故意に点滴を操作して寺内を死に追いやった“殺人”である可能性を指摘。寺内が鴨志田(本田博太郎)に関する重要なことを打ち明けようとしていたことから、不審な死には鴨志田が絡んでいるとにらんでいた。
そんな折、知らせを受けて駆けつけた寺内の娘・裕美子(渋谷琴乃)が病院に到着。佐藤は医療ミスの疑惑を隠し、すでに息のなかった寺内の蘇生を行ったが力が及ばなかったと裕美子に伝える。一方、速水は「俺のチームにあんなミスをする人間はいない」と白鳥に断言。真相の究明を白鳥に託す。同じ頃、和泉は「ミスをしたのは私かも」と不安を田口に漏らし、「もう自分で自分が信じられない」と苦しい胸の内を訴える。
翌日、白鳥は寺内の死因を明らかにしようと、田口とともに調査を開始。そんな折、あることに不審を抱いた裕美子が寺内の遺体を渡せと騒ぎ出し…。
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