一方、ハル(上野樹里)は、ドクター(ジェジュン)の積極的な行動に戸惑いっていた。実はドクターは、ナカジとハルが一緒にいるところを目撃した妹のミンハ(木南晴夏)から、その証拠写真を見せられていた。ドクターは、ナカジとは友だちだし、ふたりはヘンな関係ではない、とミンハに言ったものの、不安を感じていた。
ハルは、桐成高校の校長(鶴田忍)から、松島(阪本奨悟)らの仲間に襲われた事件の後も休まずに学校に通っていることを認められ、専任教諭を募集している知り合いの私立高校の試験を受けてみないかと持ちかけられる。
自転車でいつもの道を走り、結局、桐子の家まで来てしまったナカジは、ちょうど買い物に出かけようとしていた彼女と遭遇する。ナカジと一緒にお茶を飲んだ桐子は、ハルに傷つけられてケガをしたというのは嘘だと告白し、謝った。それに対してナカジは、知っていたが嫌いになれなかった、と返す。
別れ際、桐子は、もう来ないでほしい、とナカジに告げた。桐子は、ナカジとおそろいで入れたタトゥーもすでに消していた。
桐子と別れた後、ナカジは、彼女にプレゼントするつもりで買った指輪を川に投げ捨てようとする。そのとき、小学生の女の子に話しかけられたナカジは、指輪をその女の子にあげてしまう。
そんな折、ハルは、ナカジのことを心配していたリンダから、ようすを見に行ってほしい、と頼まれる。ナカジの家を訪れたハルは、彼が桐子に振られてしまったことを知った。ハルは、自分にとってナカジが何でも話せて会えば勇気をもらえるような相手であるように、ナカジにとっても自分がそうなれたらいいと思っている、と話す。
ハルは、コンビニで買った缶コーヒーをナカジに手渡して彼の家を後にした。そこには、マジックで「ガンバレ!」と書いてあった。
別の日、リンダの呼びかけで、連載グラビアが好評だったナカジを祝うスナナレ会が開かれる。ハルは試験勉強のため、先に店を後にした。そこでドクターは、店に残ったナカジ、リンダ、ピーち(関めぐみ)に、ハルと“大人の関係”になったと嘘をつく。
その日、珍しくナカジとドクターが酔いつぶれた。ピーちはナカジを、リンダはドクターをそれぞれ家まで送っていくことにした。
ナカジたちが先に店を出た後、リンダは、何故ハルと男女の関係になったと嘘をついたのか、とドクターに問いかけると、焦って追いかけたら女性は逃げる、と助言する。その際、好きな人はいないのか、とドクターから尋ねられたリンダは、好きな人はいるが叶わぬ恋だ、と答えた。
ナカジを家まで送り届けたピーちは、ハルとドクターが寝たことがそんなにショックだったのか、と尋ねた。ナカジは、「ハルはそんなことしないと思っていた」と答えると、始発の時間まで飲もう、とピーちに言った。するとピーちは、酒を取りに行こうとするナカジの手をつかみ、彼にしがみつく。
あくる朝、ハルは、北海道に単身赴任中の父親から送られてきた毛ガニをナカジの家まで届けにいく。そこでハルは、床に落ちていたピアスに気づく。ハルは、言い訳しようとするナカジを制し、踵を返した。
ハルが外に出ると、そこにピーちがやってきた。ハルは、ナカジの部屋にあったピアスがピーちのものだと気づき…。
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