同じ頃、白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)はある高級クラブを訪れていた。店のママは、目黒(嶋田久作)が撮った写真に国会議員の鴨志田一郎(本田博太郎)、メディカル・アソート社の佐々木(堀部圭亮)とともに写っていた斎藤彩子(麻生祐未)。白鳥は2人との関係について探りを入れるが彩子は取り合わず、白鳥と田口をけんもほろろに追い出してしまう。
翌日、香苗が若年層に多いマイコプラズマ病原体が原因の軽い肺炎を起こしていたとわかった。長谷川(戸次重幸)らはマクロライド抗生剤の投与による治療を開始する。速水は、香苗の退院の時期をしつこく聞き回っては病院スタッフを困らせているみどりへの対応を田口に指示。症状が軽いため入院は長引かないと田口が説明すると、みどりは「早くそう言ってよ」とそそくさと去っていく。
だが、まもなくして香苗の全身に発疹が現れ始めた。速水らは、香苗にマクロライドのアレルギーがあると判断し、抗生剤をニューキノロンに変更。このことを田口から聞かされたみどりは、肺炎も治せないうえに発疹まで起こさせたのかと怒り出し、「お金だったらいくらでも払うから、1日も早く退院させて」と言い張って田口を困惑させる。
その夜、弥生(浅見れいな)が長谷川を呼び出し、速水が佐々木から金を受け取っている現場を目撃したと告白。院内でもささやかれている癒着の噂を口にし、何かを企むかのように「噂が本当なら、速水先生を病院から追い出せるんですかね?」とつぶやく。一方、彩子のクラブのそばで張り込んでいた白鳥は、店の前で止まった車から佐々木と鴨志田が出てくるのを目撃する。
そして香苗の入院から3日後、医局は思わぬ事態に騒然となっていた。香苗の炎症が肺の隅々まで広がり、回復するどころか急激に悪化していたのだ。抗生剤がまったく効いていないことにがく然となる救命チーム。知らせを受けた田口も医局に駆けつけるが…。
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