脅迫状に使用されたポストカードは、1ヶ月前、公民館で行われた写真展で販売されたものだったのだが、 その写真には20年前、溜め池で遺体となって発見された少年・遠野慎吾(西村天翔)の在りし日の姿が収められていたのだ。
20年前、当時9歳の慎吾は立ち入り禁止の溜め池にザリガニを釣りに行った際、 何者かに突き飛ばされて石に頭をぶつけて後頭部を損傷、意識を失って池に転落し、死亡したようだった。 現場には2人の男のものと思われる靴跡があったものの、目撃証言はなく、事件は迷宮入りに…。 だが、女手ひとつで“古裂(こぎれ)”を販売する店を営みながら息子を育ててきた慎吾の母・郁子(池上季実子)はどうしてもあきらめきれず、 時効を迎えても手作りのビラを配って犯人捜しを続けていた。
“ポストカード”“タカオ”…それらが犯人からのメッセージではないかと直感したおみやさんは、 洋子(櫻井淳子)とともに、郁子のもとを訪れ、タカオという人物に心当たりはないかと尋ねてみるが、そんな人物は知らないという。
そんな中、おみやさんは、ホームレスの男が脅迫状に使われたのと同じポストカードを公民館で購入し、なぜか涙を流していたという情報をつかむ。 その男はホームレス仲間に“タカオ”と名乗っていたことが判明。捜査本部はその“タカオ”が誘拐犯と考え、行方探しに躍起になる。
その後、誘拐犯から指定場所に身代金を持って来いという新たな指示が入った。 父親の戸倉は、刑事達が見張る中、身代金を持って現場で待っていたが、結局犯人は現れなかった。果たして少女は生きているのか・・・!?
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