ダム建設の不正入札への関与が疑われていた元議員秘書・中西の変死体が、ホテルの一室で発見された。一ノ瀬の見立てでは、首つり自殺。だが、倉石は、わずかな吉川線などの痕跡から他殺と断定する。
立原は、第一発見者で中西を追っていた捜査二課の柳井から事情を聞くが、事件当日の早朝、柳井のもとに中西の居場所を知らせる密告の電話があったという。部屋に残されたものと同じ銘柄のタバコを吸う柳井に、立原はささやかな疑惑を抱く。
ホテル・ハウスキーパーのあゆみが、中西の部屋から出ていく女性を目撃していた。似顔絵を描かせ、手配しようとした矢先、柳井は立原に似顔絵の女性は「自分の女房だ」と告白する。
柳井の妻・香奈恵は中西と不倫関係にあったこと、当日中西の部屋を訪ねていたことを認めたが、殺人については否認する。
倉石らは現場の状況に疑問を持っていた。犯人は部屋の指紋はふき取っていたが、吸っていたタバコはそのまま、グラスの指紋も残したままだ。さらに倉石には、タバコの箱の銀紙だけが捨てられており、ラップがないことが納得できない。新しいタバコを開けるには、ラップを切り、銀紙を破る必要がある。そのラップだけを犯人は持ち去ったというのか…。
また一方で、倉石は、香奈恵につながった似顔絵が気になった。 あまりに、似顔絵が似すぎている・・・・・・その謎とは一体?
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タグ:臨場 第2シリーズ