ほどなく、店にナカジがやってきた。その顔を見て驚くハル。昼間、ハルがカフェでコーヒーを倒し、ズボンを汚してしまった相手がナカジだったのだ。その際、ハルは慌ててズボンを拭こうとして、ナカジからチカン呼ばわりされていた。気まずいまま、何となく盛り上がれないでいたナカジとハルは、2次会に行くというドクターたちと別れて帰路についた。が、実はふたりは同じ駅を利用する近所同士だった。
電車を降りたハルは、ナカジと別れてコンビニに立ち寄る。ナカジは、ハルを家まで送り届けるため、外で待っていた。ハルは、そんなナカジに、チカン呼ばわりしたことを謝ってほしいと言い出す。さらにハルは、ズボンをクリーニングして返す、といってナカジの持っていた紙袋を奪い取ろうとした。が、引っ張り合いになった拍子に転んでしまい、足を擦りむいてしまうハル。ナカジはハルをアパートに連れて行き、手当てをした。そのときナカジは、ハルのふとした表情に心ひかれて思わず彼女にキスをしてしまう。
ナカジは、戦場カメラマンだった父・亮介(吉川晃司)に憧れて同じ道を目指していた。が、まだ仕事を選んでいられるような立場ではないナカジは、アダルト雑誌の編集長から「いつも中途半端だ」と怒られているようなありさまだ。
ハルは、現代詩に親しみを持ってもらおうと、生徒たちに好きな歌を挙げてもらったりしていた。だが、それを知った正規の教員から、自分のやり方で教えたいのならまず教員になれ、と怒鳴られてしまう。
ナカジたちに医師だと嘘をついていたドクターは、実は医療機器メーカーの営業マンだった。しかし営業成績は最下位で、いつも上司の峰原(田中哲司)にいびられていた。
光は、不倫相手の子を身ごもってしまったのではないかと疑っていた。困り果てた光は、飲み会で親しくなったリンダに、産婦人科まで付き合ってもらう。
リンダは、飲み会の後、光とホテルに入ったが、彼女を抱くことができなかった。そんなリンダも、実は編集長の奥田(渡辺えり)からキスを強要されるなどの逆セクハラを受けていた。
ドクターの誘いに乗って飲みに出かけたハルは、自分の高校の女生徒ふたりが、男たちに連れられて店にやってきたことに気づく。立ち上がって彼らを呼び止めたハルは、生徒たちに帰るよう命じると、男たちの前に立ちはだかった。そこに現れてハルのピンチを救ったのは、ナカジだった。
ハルが仕事のことで悩んでいることを察したナカジは、マジックで『ガンバレ!』と書いた缶コーヒーを渡して励ました。実はナカジも、以前、ハルからそう励まされていた。ナカジのツイートを読んで彼が落ち込んでいることを察したハルが、「ガンバレ」とリプライしたことがあったのだ。
そんな中、ハルは、汚してしまったナカジのズボンをクリーニングして、彼の家に届けた。が、ドアを開けて出てきたのは、ナカジの恋人・桐子(井川遥)で…。
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