高山かおるという名前を耳にした洋子(櫻井淳子) は、ビックリ。洋子は最近、特別養護老人ホームでボランティア活動をはじめたのだが、そこで知り合って友人になったのが、かおるだった。 洋子は、かおるは特別養護老人ホームに入居している認知症の姑・サキ(花原照子) のもとを週に何度も訪ねるほど心やさしい女性で、怨恨による放火など考えられないと主張する。
その後、おみやさん(渡瀬恒彦) を連れて高山家を見舞った洋子は、近所の主婦が町内会で集めた火事見舞金をかおるに渡しているところに出くわす。 だが、かおるは、その中の封筒のひとつを見て、息をのむ。
その封筒には、“ワシヅケイスケ”とカタカナで名前が記されていた。
ワシヅケイスケという名前を聞いたおみやさんは、10年前の女性恐喝逃亡事件を思い出す。 ワシヅケイスケ=“鷲津啓介”は女性をだまして情事を盗撮し、金をゆすり取っていた恐喝犯だった。 被害総額が3000万円にもなることから、鑑識を入れて徹底的に手がかりを探したところ、事件はとんでもない展開を見せた。 鷲津の部屋から、人間がひとり失血死するほどの大量の血液反応が検出されたのだ。 警察は、3000万円をめぐって仲間割れした共犯者を鷲津が殺害し、死体をどこかに隠して逃げたと考えていた。 それを聞いた洋子は、「かおるさんの家庭は、私の理想。彼女に隠し事などあるわけがない!」と反論する。
そんな中、おみやさんは、放火の犯人は、高山夫妻のひとり息子で小学生の健人(渡邉甚平) ではないかという近所のうわさを耳にする。担任教師によると、健人は昨年から不登校の状態で、10年前の両親の不和が彼の心に傷を残しているのではないかという。 実は、健人がまだ2歳のころ、かおるはサキと折り合いが悪く、一時期、健人を残して家を出たことがあったという。
10年前といえば、鷲津啓介が姿を消した時期と一致する。おみやさんは10年前の事件と高山夫妻は関係があると考えるが…!?
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