速水(西島秀俊)と田口(伊藤淳史)は検査入院を勧めるが、2週間後に最終予選を控えていた恵理は、レッスンを休めばライバルに差をつけられてしまうと激しく抵抗。そして再び過呼吸の発作を起こして倒れてしまう。
一方、白鳥(仲村トオル)は院内で見かけたメディカル・アソート社の佐々木英二(堀部圭亮)を問いただす。
15年ほど前、速水がデパートの大規模火災で多くのケガ人を救い、“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”と呼ばれるようになったころからメディカル・アソート社と深くかかわるようになり、時を同じくして同社が一大医療機器メーカーへ急成長を遂げたことを指摘する白鳥。その追及をかわした佐々木は「あなたには関係のない話だ」と立ち去る。
翌日、恵理の検査が行われるがどこにも異常がなく、和泉(加藤あい)はコンテストを前にした一時的なストレスが過換気を引き起こしたと診断。
しかし速水は「まだ何かある」と引き続き恵理を入院させる。レッスンに戻れず焦りを募らせる恵理は「早く退院させて」と田口に懇願。婚約者の菅原誠(金井勇太)が心配して駆けつけるが、頑なに面会を拒む。
この後、誠に会った田口は、恵理が無理なダイエットをしていたことを聞く。
一方、佐藤(木下隆行)らは恵理が錐体路(脊髄と脳を結ぶ神経伝達路)障害の疑いが濃い“バビンスキー反射”を示しているのに気づいてがく然。
そんなとき、病室から逃げ出した恵理が階段から転落。足を骨折し、緊急手術を受けることになった。
混乱のなか、恵理が「行かせて。罰なら後でいくらでも受けるから」とつぶやくのを聞いた白鳥は、重要な隠しごとがあると直感。それが意識障害の原因かもしれないと田口に告げる。
田口は病室に通って話を聞こうとするが、恵理は心を閉ざしたまま。そんな折、恵理を幻覚が襲う。
無数の小さな手に自分の手足をつかまれる幻を見た恵理はパニックに。
これを機に恵理の神経障害は急激に悪化。麻痺は全身に広がり、幻覚も頻繁に起こり始めた。
脊髄に問題があるとにらんだ速水は、このままでは神経機能が戻らなくなり、一生寝たきりになると原因究明を急ぐ。
そんな折、田口は恵理の私物からとある病院の領収書を発見。恵理は病院に行っていたことを隠していた。
その理由を探ろうとする田口の前に白鳥が現れ、速水とメディカル・アソート社の癒着疑惑を追っていると告白。
そして、恵理が通っていた病院の名前を知ってあることに気づく。
チーム・バチスタ2〜ジェネラル・ルージュの凱旋〜 TOPへ 各話視聴率
2010年春のドラマ(4-6月)TOPへ
『チーム・バチスタ2〜ジェネラル・ルージュの凱旋〜 第2話』の上へ