2010年3月30日より、NHK総合 火曜22:00の枠で放映された。(全6回)
原作は2005年11月から翌年7月にかけて、読売新聞に連載された小説。単行本は2007年3月に刊行され、同年の中央公論文芸賞を受賞した。13万部を超えるロングセラーとなっている。
2011年には松竹配給で映画化された。
あらすじ
ヒロインの希和子(檀)は、不倫相手が妻との間にもうけた女の赤ん坊を誘拐し、愛情を込めて育てる。逃亡生活は3年半で終わり、子供は実の両親の元へ戻されるが、ドラマは“母子”のその後を丁寧に描き、親子のきずなとは何かを問いかける。
母になるとは、女として生きるとは・・・。
【放送期間】2010年3月30日〜5月4日(火)(全6回)
総合 毎週火曜 午後10:00〜10:43
BShi 毎週金曜 午後 6:00〜6:43
原作との主な相違点
中村とみ子がゴミ屋敷の住人の設定。(原作では立ち退きを迫られた住人ではあるがゴミ屋敷ではない)
エンジェルホームでの騒動時に報道カメラに希和子が収まってしまったため、丈博に居場所がバレてしまう。(原作ではある祭りの際に撮られた写真が佳作として新聞に載ったため)
ドラマオリジナルで篠原文治が登場する。(原作の役所職員・大木戸一に該当)
小豆島で久美と再会する。(原作では再会できないまま希和子が逮捕される)
仁川康枝が小田原に住んでいる。(原作では本八幡)
キャスト
道代(薬局の主人)…あき竹城
赤ちゃんを奪った希和子が飛び込む。
岸田…岡田浩暉
成人になった薫=恵理菜の不倫相手。恵理菜の孤独を知らない。
小田原の人物たち
仁川康枝…京野ことみ
希和子の同郷の同級生。自身も子を育て、事情も知らず希和子を温かく迎える。
名古屋の人物たち
中村とみ子…倍賞美津子
ごみ屋敷に住む謎の女。ぶっきらぼうだが希和子に同じ女の不幸を感じ、宿を貸す。
岐阜の人物たち エンジェルホーム(傷ついた女たちが共同生活を営む宗教施設)の人々
沢田久美…坂井真紀
希和子とともにホームに入る。自身も子供を夫に奪われていた。希和子と深いつながりを持つ。
高石敬子(サライ)…高畑淳子
ホームの実務的主導者。冷徹な言動の裏には自身の大きな不幸が…。
長谷川ナオミ・エンジェル…藤田弓子
ホームの教祖。普通のおばちゃんだが不思議なカリスマがある。
小豆島の人物たち
篠原文治…岸谷五朗
希和子に複雑な思いを寄せる島の漁師。自身も子と妻を失っている。希和子母子を温かく見守るが…。
大出喜美…左時枝
希和子が島で最初に働いたラブホテルの先輩。希和子を危なっかしく見つめる。
沢田昌江…吉行和子
久美の母親。素麺食堂を営む。帰らぬ娘の代わりに、素性の知れぬ希和子を雇い、暖かく見守る。
土田…石井正則
食堂に出入りする醤油工場の若社長。希和子に気がある。
写真屋店主…藤村俊二
希和子が薫と写真を撮りに行く。その写真をいつまでも店に飾っていた…。
スタッフ
* 演出 - 佐々木章光・藤尾隆(テレパック)
* 制作統括 - 大加章雅、黒沢淳(テレパック)
* 音楽 - 渡辺俊幸
* 主題歌 - 城南海 「童神〜私の宝物〜」
各話あらすじ(2010.3.30 - 2010.5.4)全6話 平均視聴率7.78%
第1話 2010年3月30日「逃亡」
第2話 2010年4月6日「エンジェルの家」
第3話 2010年4月13日「悲しき女たち」
第4話 2010年4月20日「恋」
第5話 2010年4月27日「光の島」
最終話 2010年5月4日「奇跡」
各話視聴率
映画版
2011年4月29日より丸の内ピカデリー他にて全国公開予定。監督は『孤高のメス』で日本アカデミー賞を受賞した成島出。脚本は『サマーウォーズ』の奥寺佐渡子。
キャスト
薫(恵理菜) - 井上真央
野々宮希和子 - 永作博美
千草 - 小池栄子
岸田 - 劇団ひとり
秋山丈博 - 田中哲司
秋山恵津子 - 森口瑤子
沢田久美 - 市川実和子
沢田昌江 - 風吹ジュン
沢田雄三 - 平田満
エンゼル - 余貴美子
タキ写真館・滝 - 田中泯
スタッフ
製作総指揮 - 佐藤直樹
製作代表 - 野田助嗣
企画 - 石田雄治 / 関根真吾
プロデューサー - 有重陽一、吉田直子、池田史嗣、武石宏登
監督 - 成島出
脚本 - 奥寺佐渡子
音楽 - 安川午朗
制作プロダクション - ジャンゴフィルム
配給 - 松竹
主題歌
中島美嘉「Dear」
挿入歌
ジョン・メイヤー「Daughters」
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