安積はそのカジノバーを突き止め、聞き込みに行く。そこで店長をしていたのは柴崎(松尾政寿)だった。柴崎は国会議員・権藤英一郎(上田耕一)の息子で、権藤に都合の悪いことを解決する一方で親の威光を盾に悪事を働くヤミの住人。今回も柴崎が裏で糸を引いているに違いない。安積は議員会館を訪れ、権藤から話を聞こうとするが追い返されてしまう。
署に戻った安積のもとに金子課長(田山涼成)がやってきた。本庁の高城管理官(佐野史郎)から捜査終了を指示されたという。憤る安積は高城の元を訪れ、7 年前と同じことを繰り返すのかと問う。しかし高城は諦め顔で安積に問い返し、2人の脳裏に7年前の記憶が蘇る。当時高城と安積はコンビを組んでおり、美鈴(鶴田真由)という同僚がいた。美鈴の妹・景子は権藤の秘書で、汚職の責任を負い自殺した。しかし安積たちは景子が殺されたと断定。権藤を逮捕すべく執念を燃やし、あと少しというところで上層部から捜査終了を告げられたのだ。そして美鈴は、投身自殺を…。
署に帰る途中で、安積は美鈴そっくりな女性を見かける。驚きと共に彼女を探すが、既に姿はない。安積は彼女が出てきた店から、伊豆に荷物を送ったことを突き止め、1人伊豆に出かける。そして店で聞き出した住所を訪れた安積は、景子と名乗る美鈴そっくりの女性と出会う。
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