さっそく大和会長と金太郎は帝都建設会長・平尾(佐々木勝彦)に呼ばれ、再開発を取りやめるよう圧力をかけられる。「平尾さん……このまま行って、建設業界に将来はあるのでしょうか? われわれ建築屋は生まれ変わるべきだと申し上げているんです」。力強くそう返す大和会長。
その日から一斉にマスコミによるヤマト中央建設バッシングが始まった。官僚、政治家、暴力団……さまざまな相手を敵に回し、まさに四面楚歌状態のヤマト中央建設。美鈴(井上和香)からハッパをかけられ、改めて気合いを入れる金太郎だったが、そんな彼を遠くから見つめる謎の男がいた。彼はいったい何者なのか。
アイデアが浮かばず苦悶する金太郎は漁村で一人の老婆と出会う。「この土地で生まれ、この土地で死んでいく……うちらにとっちゃあ、この景色がいつまでも変わらないのが一番だねぇ」。彼女のその言葉に何かをひらめいた金太郎は、水木課長(風見しんご)に連絡をするが、水木が「取引先に呼び出された」とだけ伝えた後、突然、電話が切れてしまう。
嫌な予感がした金太郎が駆けつけると、そこには暴力団員に殴られてボロボロの水木が。とうとう関係のない社員まで襲われたことに怒りを燃やす金太郎。「サラリーマンを……サラリーマンをなめんじゃねえ!!」。数日後、大和会長は記者会見を行い、建設業界の健全化や民間受注への移行などをき然とした態度で掲げるが、利権に群がる亡者たちからの激しい反発と報復は必至だ。
金太郎をつけ回していた謎の男の正体は「ピーマンの竹」と呼ばれる殺し屋・大竹(斉藤洋介)だった。とうとう竜太(庄司龍成)の目の前にまで現れた大竹と対峙する金太郎。「あなたの顔、覚えましたよ……」。大竹は不気味な言葉を残して去って行く。金太郎は椎名(南圭介)からヤマト中央建設の重要人物が狙われているという情報を入手するが、その直後、大和会長が何者かによる凶弾に倒れてしまう。ヤマト中央建設最大最悪のピンチに、はたして金太郎はどう立ち向かっていくのか!!
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