2010年02月11日

連続ドラマ小説 木下部長とボク 第6話

君島部にクライアントのWキッチンからクレームの電話がかかってくる。問題になったのは先日納品したシステムキッチンのCM。
昨晩、九州で洪水被害があったため、カッパが川を流れる表現が不謹慎だというのだ。君島部長はすぐに差し替える素材を作るように指示を出し、Wキッチンへお詫びに行く事に。

その時、新たなトラブルが発生する。安心食品のカレーのCMに出ている女性タレントがクスリで逮捕されたのだ。
2時間後にはテレビでこの事件が報じられるという。君島部長はCM差し替えのため、新しいタレント探しの指示を出すと、ひいずみ、斉藤を連れてWキッチンヘ謝罪に向かう。

その頃、木下部では…。木下部長がいつものようにつっぷして寝ていた。
僕元は1時間半も寝ている木下部長を起こし、最近休みがちな哲がこの日も休んでいる事を報告する。木下部長は「俺もやすもっかなぁ。風邪ひいてもええ?」と哲の心配もせず、無責任な事を言って僕元、神奈川を憮然とさせる。君島部長はW キッチン、安心食品を訪れ、謝罪の言葉を繰り返し、何とかクライアントの怒りを静める。

夜、石川はめるたんを誘って高級焼肉店へ。めるたんは木下部長が休みたいと話していた事を伝える。すると石川は「言いそうだな」と言って声を出して笑う。めるたんは、木下部長の名前を言っただけでしかめっ面をしていた石川の変化に驚く。

君島部長は安心食品の差し替えCMの事を柴門に確認。柴門は田沼真砂子と交渉しているが、なかなか出演交渉が難航し、OKしてくれないと報告する。

屋台で木下部長がおでんを食べているのを見かけた君島は、木下部長の横に座る。
おでんを無心に食べる木下部長を見つめる君島部長は、自分が悪くなくても仕事や会社のために謝れるかと聞いてみる。
木下部長は「自分悪ないのに謝るのはないなあ」と答える。心のままに生きられる自由な木下を羨ましいと言う君島部長。すると木下部長は「猫ほど自由じゃないよ」とポソッと言った。君島部長は一人になった帰り道、ライバルが猫と言った木下部長を思い出しふっと笑っていた。

翌日、君島部は君島部長をはじめとする部員のほとんどが風邪をひいてしまうが、大事なコンペのために無理して出社していた。
一方の木下部。僕元しかいないがらんとした会議室を見た木下部長は「ずいぶん今日はすっきりしてるなあ」と言う。
僕元が石川とめるたん以外風邪で休んでいる事を伝えると、「じゃあ、俺帰るわ。これ、いわゆる学級閉鎖やで」と言い出す始末の木下部長。

午後から大通り美術館のオープニングセレモニーのコンペへ参加する君島部に、またまたトラブルが発生。鮫島水産に納品した素材に不備が見つかったのだ。業者のミスが原因だった。君島部長はミスした業者をクビにすると大塚に伝え、大通り美術館のプレゼン前に鮫島水産へ謝罪に向かう事に。

その時、柴門が昨晩、田沼の事務所からOKの返事をもらった事を報告。
あれだけ渋っていた田沼がやる気になったという。トラブル続きの時に舞い込んだ朗報に、さすがに喜ぶ君島部長だった。しかし…

その頃、木下部長宛に週刊スキャンダルからの連絡が入っていた。田沼真砂子と石川の2ショットを激写し、その熱愛ぶりを掲載するという。
興味津々の木下部長が週刊スキャンダルを買いに行こうとすると、外出していた僕元が戻ってくる。僕元は週刊スキャンダルを手にしていた。写真を見た木下部長は、顔に目線が入っている石川に感心しつつも「ぜんぜんやん。手もつないでへん」とがっかり。そしてコピー機の方へ行って首をかしげる。

木下部長の資料がなく、代わりにあったのは君島部のプレゼン資料。めるたんが間違えて持って行ってしまったようだ。残されていたものは、君島部が午後から行うプレゼン資料だった。僕元は嫌がる木下部長を連れてプレゼン資料を届けに行く事に。

その頃、大通り美術館では…。
君島部長はめるたんが届けた資料を見て凍り付いていた。すり替わっていた資料はランチ出前メニューだった。君島部長はひいずみに資料を取りに戻らせ、その間は口頭だけでプレゼンをして時間を稼ぐことで、このピンチを切り抜けようとしていた。僕元は物凄く行くのを嫌がる木下部長の背中を押しながら、走って大通り美術館へ向かう。途中、開催中のフェアを見つけた木下部長は「安っ!!」と言って吸い寄せられるように店に入っていってしまう。

資料が届かずビジュアルが見せれないまま雰囲気最悪のプレゼンに、万事休すの君島部長。大通り美術館の担当者がプレゼンを打ち切ろうとしたその時、遠くの方で歌が聞こえてきた。
「ハッピバースデイ、美術館〜ハッピバースデイ、美術館〜」木下部長だった。
しかも大きなお誕生日用のイチゴのケーキとともに現れて…

「誕生のイメージプレゼント、いや、プレゼンに参りました」呆気にとられている担当者を前に、君島部長は「大通り美術館の誕生は、全ての人への豊かなプレゼントになると思います。誕生、おめでとうございます」と、木下部長の言葉に続けた。サプライズ的な二人の共同プレゼンに担当者は感じ入り、拍手を送った。

会社へ戻る最中、木下部長は本部長から呼び出しを受ける。褒められると喜び急いで本部長室へ行くと、石川が左遷されるとの辞令を聞く。
週間スキャンダルの写真が原因だという。仕事を決める上でタレントを口説いたという、濡れ衣だった。社長の承認を待って正式決定するという。社長室へ向かおうと席を立つ木下部長に本部長は、目を覚ましなさいと忠告。木下部長はその言葉に「わかった。目を覚ましてくるわ」と言い残し、部屋を後にした。

一方石川は、君島部長と二人で会議室に立っていた。なぜスキャンダル覚悟で憎い君島部のためタレントを口説いたのかと問い詰める君島部長に、石川は「あなたのためじゃないです。自分のためです」と君島の顔を見ず言った。

社長室に現れた木下部長は…手にバケツを持っていた。水をたっぷりと入れて。いきなりバケツの水をかぶる木下部長。「なんのマネだ!」と驚く社長。
すると木下部長は「目を覚ませって言われたんで」
続けて、石川の辞令を取り下げるよう要求した。

どう収めたらよいのかわからない社長に、電話が入る。君島部長からのものだった。思いもよらない木下部長の演出で大通り美術館のコンペを勝ち取った報告と、自分の指示で石川が田沼と仕事の話をしただけだとの連絡だった。石川の左遷はバケツの水とともに流されることになった。

木下部長が思いつきで乱入したり水をかぶったりして結果的に落ち着いたこの一連の出来事を君島部では「神の一発芸」と呼び、感謝しているらしい。


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木下部長とボク 第6話 神の一発芸
Excerpt: 『スキャンダルの嵐にバケツの水で一発芸』内容君島(宅麻伸)が担当の部署が増えるなか、君島部の扱ったCMでトラブル発生。クライアントからのクレームが相次ぎ、謝罪が続く君島たち。安心食品の白井(千原ジュニ..
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