寺脇康文の連続ドラマ初主演作となる。
概要
誤って犯人を殺害して奥丹波署に左遷されていた主人公・加茂伸之介が、10年ぶりに復帰した京都府警で若い刑事たちとぶつかりながらも、事件を解決していく刑事ドラマ。タイトルの『853』とは京都府警の住所を現し、京都府警を指す隠語のことである。
『木曜ミステリー』枠では、2007年4月期の『その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜』以来、2年9か月ぶりの新作ドラマとなる。
キャッチコピーは「帰って来た規格外。」。
キャスト
加茂伸之介 - 寺脇康文
京都府警捜査一課・刑事。犯人を追い詰めるためには多少のルール違反は当たり前の、いわば叩き上げの刑事。10年前、ある事件の犯人に発砲し、死亡させてしまった事が原因で、奥丹波署に左遷されていたが、10年ぶりに捜査一課へ呼び戻された。その事が原因で、離婚。現在は元妻に引き取られた1人娘の陽子(最終話で声でのみ出演)とメールでやりとりすることが唯一の癒しとなっている。階級は巡査部長。最終話で自ら武藤の身代わりとなって、舞鶴海浜署へ再び左遷された。
佐々木雪子 - 富田靖子
京都府警捜査一課・刑事。武藤とは同期で、武藤に対してかなりの信頼を寄せている。最初は規格外の加茂と対立していたが、次第に加茂を認めて行くようになり、武藤を信用しつつ、加茂にも協力していくようになる。階級は警部補。
浜育実 - 菅原大吉
京都府警捜査一課・刑事。ヘビースモーカーの古参刑事。班の中では最も加茂に対して協力的で、加茂の事を「加茂ちゃん」と呼んでいる。
真島航輝 - 戸次重幸
京都府警捜査一課・刑事。眼鏡をかけたインテリ然とした男。武藤に絶大な信頼を寄せているため、武藤同様加茂を毛嫌う。気に入らないことがあると舌打ちをするのが癖。
酒井十一 - 林剛史
京都府警捜査一課・刑事。若手のためナメられないようにと口髭を蓄えている。名前の由来は11月11日生まれのため。
綾松なみえ - 新谷真弓
京都府警捜査一課・刑事。おもに署内で情報処理を担当。コミカルな動きと変わった声質が特徴。
谷間桃子 - 小川奈那
京都府警捜査総務課。
サチコ - 平田裕香
スナック「愛口」の店員。無口で謎の多い女性。
有沢栄次 - 有薗芳記
スナック「愛口」の店主。加茂とは10年以上の付き合い。過去に2度、サチコに刺された経験あり。
三原脩太郎 - 金田明夫
京都府警捜査一課・課長。警察が役所のような人材になってしまったのを密かに危惧し、今回、加茂を呼び戻した人物だが、10年前に彼を左遷した人物でもある。階級は警視。
武藤勇作 - 田辺誠一
京都府警捜査一課・係長。強行班六係(通称:武藤班)の係長。組織的で合法な捜査を旨とし、検挙率は府警1。叩き上げで武藤らから見れば規格外の加茂と対立する。階級は警部。
スタッフ
* ゼネラルプロデューサー - 井土隆(テレビ朝日)
* プロデューサー - 菊池恭(テレビ朝日)、須藤泰司(東映)、和佐野健一(東映)
* 監督 - 橋本一、森本浩史
* 脚本 - 櫻井武晴、岩下悠子
* 音楽 - 池頼広
* 制作 - テレビ朝日、東映
主題歌
* 369 「バラード」(SPEEDSTAR RECORDS)
各話あらすじ(2010.1.14 - 2010.3.11)平均視聴率 10.28%
File.01 2010年1月14日「あの規格外刑事が帰って来た!!」
File.02 2010年1月21日「その時、罪を償えますか?」
File.03 2010年1月28日「俺達、やっぱり刑事なんです」
File.04 2010年2月4日「ダメ男に友の盃を」
File.05 2010年2月18日「信じてみたっていいじゃないか」
File.06 2010年2月25日「生きているのも悪くない!」
File.07 2010年3月4日「花嫁は待っている」
File.08 2010年3月11日「また逢う日まで!」
各話視聴率
テレビ朝日公式サイト(853〜刑事・加茂伸之介 - Wikipedia)
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