翌日、路上に停車している車の中から、瀬田という男の絞殺死体が発見された。瀬田は澤村の師匠で、彼の遺留品の手帳には殺害された時間に、澤村と会う約束が記されていた。さらに車内からは覚せい剤を炙った銀紙が発見される。安積は澤村に事情を聞くが、会う約束は先方からキャンセルされ、瀬田が覚せい剤を使っていたことも知らないという。その後の調べで理恵子は、澤村と交際する以前は瀬田と男女の関係だったことが判明。司法解剖の結果、瀬田が覚せい剤を常用していたこともわかった。
程なくして組対五課の情報により、奥田(伊藤力)という暴力団構成員が瀬田殺害容疑で逮捕された。奥田は犯行を認めるが、動機を語らない。そんな時、鳥飼が神南署を訪れ、本庁主導で捜査をすると宣言する。須田(塚地武雅)は瀬田と澤村、理恵子の三角関係について言及するが、鳥飼は大事の前の小事には目を瞑れと言い切る。何か引っかかりを感じた安積は、鳥飼の意に反して三角関係について調べるよう部下に命じる。
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