奏は、録音した神野の声を由岐に聞かせる。死んだと思っていた神野が生きていた。かつて愛した男の声を聞いた由岐は、次々と記憶を蘇らせる。神野の言った約束とは、クリスマスイヴに再会することだった。さらに、神野の顔も思い出した由岐は、警察の似顔絵作成に協力する。工藤マルオ(水嶋ヒロ)は、由岐と神野の関係を考えると複雑な気持ちに。だが、奏は神野を捕らえるだけどドライに振舞う。
西岡ゆり(ともさかりえ)が由岐を訪ねてきた。記憶が鮮明になればなるほど、神野への想いが深まると言う由岐に、ゆりは過去にこだわるより、現在と未来にどう立ち向かうべきかを考えた方が良いと忠告。
都内で、暴力団の抗争が連続で発生。大友幸三(三浦友和)率いる特殊捜査課は、神野の関与を疑い捜査を開始。そんな中、奏とマルオは抗争中の組員を捉える。組員の供述から、やはり神野の影が浮上。神野は、大口の麻薬取引の相手先を決めるため、暴力団同士を競わせている様子。勝ち残った暴力団と取引をしようといているようだ。
しかし、神野のやり方に疑問を持つ奏は、一命を取り留めた甲斐崎ヒロト(水上剣星)から神野の情報を得ようとする。だが、甲斐崎の意識はまだ戻らない。
神野の取引相手が2つの組に絞られた。慌てて資金調達を始めたのだ。奏はここでも疑問を持つ。慎重で狡猾な神野が、なぜ潤沢な資金を持たない組を選んだのか。
奏とマルオは神野が選んだ暴力団事務所を張り込む。すると、銃声がして奏の身を弾丸がかすめた。奏は暴力団同士の抗争ではなく、神野が自分を狙った銃弾だと直感する。特殊捜査課には、アメリカのシンジケート幹部が日本に向ったとニューヨーク市警から連絡が入った。
由岐は、奏が狙われたとマルオから聞いてショックを受ける。さらに、捜査中の堀川経一(勝地涼)がチンピラに刺された。由岐はマンションに来た田中真紀(臼田あさ美)に、あることを頼む。その頃、麻薬取引現場が割れ、特殊捜査課が一斉検挙。しかし、そこに神野の姿はなかった。
由岐は警備をだまし、甲斐崎の病室に行き、神野と会わせて欲しいと頼む。その頃、大友に神野から電話が入る。麻薬取引の摘発など眼中になく、余裕を見せ、警察をもっと忙しくさせるなどと言う神野に大友の怒りは募る。
大友との電話を終えた神野は、部下とともに甲斐崎の病室へ。そこで、神野は容赦なく甲斐崎に銃弾を浴びせた。一方、奏は麻薬取引が神野の何らかの罠だと気づく。その時、マルオの携帯に連絡が入って…。
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