しかし、そんな幸せも束の間。食堂で 真里亜 (小島藤子) からのセイラへの仕打ちは容赦なく、周囲も不安になるほどだ。
朝食後のロビーでは、かをり (忽那汐里) がセイラに対する真里亜の執ような嫌がらせを注意して、二人は激しい口論になっていた。二人の仲裁に入った まさみ (岡本杏理) までが真里亜のとばっちりを受けて騒然となる中、セイラが通り掛る。真里亜はセイラに「あなたが来る前は平和な学院だったのに」と言い捨て、去っていく。セイラの気持ちはまた深く沈むことに。
その頃、ミレニウス女学院の経営難はさらに悪化し、銀行からの融資を打ち切られる寸前までになっていた。
ある日、院長の 千恵子 (樋口可南子) は妹の 笑美子 (斉藤由貴) に学院の留守を任せ、銀行へと向かう。そこへ、1人の男がやって来た。警備会社の人間を装ってはいるが、実は学院の周りを調べるために何者かが雇った探偵・立石 (ムロツヨシ) だった・・・。
学院の存続の危機になす術なく、疲れて戻ってきた千恵子は、親しげに話すセイラと 亜蘭 (田辺誠一) を見かける。亜蘭に対し、二度とセイラとカイトに個人的に勉強を教えないように命令するが、彼がそれを断ると学院を辞めてもらうしかない、と言い渡す。
そんな千恵子に 「 今のあなたが、本当のあなたではない 」 と諭す亜蘭。さらに自分が幼い頃のある出来事を話し始め…。
一方、自分が学院に留まることで皆を苦しめると考えたセイラは、ついにある決意を固める。
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