いっぽう遠山は、15年前の爆破事件で亡くなった鷹藤の兄・公平が杉の子育英基金の奨学生として永倉から表彰を受けていたことを知り、鷹藤への疑惑をさらに深めていた。遼子(仲間由紀恵)は、「どっちもあり得ない」と主張するが、2人の間の緊張は高まるばかり。
そんな中、衆議院の補欠選挙で当選した永倉の新党・地球党に、与野党の大物議員が続々移籍を発表。政財界をはじめとするあらゆる分野への影響力を急速に高めていた。特に話題を呼んでいるのが、永倉が代表を努める能力開発塾で、施設で英才教育を施した10歳の子供たちが、ゴルフ、テニス、将棋など、様々な競技でトッププロ顔負けの活躍。塾長の江島あかりは、「永倉式能力開発システムで子供たちの才能を無限に伸ばせる」と豪語していた。
名なしの権兵衛の暗躍を世間に知らせるため、新たな証拠を探していた遼子は、江島へのアポなし取材を敢行。江島には相手にされなかったが、そこで偶然、「自分こそが天才将棋少年・慎太郎の父親だ」と名乗るホームレスの男性と知り合う。彼の少年時代の写真は、確かに慎太郎少年とそっくりだった。
この男性なら能力開発塾の裏の仕組みを知っているのではないかと直感した遼子は、鷹藤や城之内(酒井敏也)と協力して取材を進める。
すると、男性は11年前に失踪した日本屈指の数学者・稲垣であることが判明して・・・!?
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