2009年12月02日

浅見光彦〜最終章〜 第8話

野口雨情の詩、本居長世の作曲の「赤い靴履」。この詩に登場する赤い靴の女の子は何処へいったのか? 波止場から異国へと思いを馳せ、開港150年を迎えた横浜。
光彦(沢村一樹)の母・雪江(佐久間良子)は、横浜のとある老舗のバーで秀麗な紳士(東儀秀樹)が奏でる「赤い靴」の調べに聴き入っていた。カウンター内では、雪江の竹馬の友・山名雄三(津川雅彦)が寡黙にグラスを磨いている。光彦は、横浜の魅力を探るための取材だったが、雪江は、懐かしい友と語らいの時間を過ごすため、横浜へとやってきていた。
友人とゆっくり語り合いたいという雪江を残して、先にお店を出た光彦だが、何かに誘われるように横浜の町をさ迷い歩く。ふと、とある路地裏に入ると、女性の悲鳴が…。光彦のとっさの機転で、黒ずくめの暴漢は逃げ出した。

ほどなく、刑事の多田(相島一之)が駆けつけると、光彦は痴漢と間違えられ押し問答に。そこへ、たまたま神奈川県警の本部長との懇談で横浜を訪れていたついでに、雪江を迎えに来ていた兄・陽一郎(風間杜夫)が通りかかり、またしても、雪江と陽一郎に格好の悪いところを目撃されてしまう。


その翌日、昨晩に助けた女性から、ランチに誘われた光彦。助けた女性の名は山名めぐみ(前田愛)といい、横浜米テレビでレポーターをしているという。ランチの穴場があるというめぐみに連れられ、訪れたお店は雄三のバー。しかも、めぐみは雄三の孫だった。そんな偶然が重なり盛り上がる中、あらためて光彦が襲われた男の心当たりを聞く。しかし、特に変わったことといえば、自分が担当している番組で「赤い靴を履いてた女の子は、どこへ行ったとおもわれますか?」という質問を街灯でしていたとき、ある男性に酷く怒られたということぐらいしか心当たりがないというめぐみ。その言葉を聞いて、テレビ局の編集室で、そのときのVTRを確認するが、思うような手がかりには繋がらなかった。

その後日、光彦が横浜の取材をしていると、聞き込み中の多田刑事と再会し、めぐみの父・恵一(加門良)が死体で発見されたと知る。以前、めぐみから聞いていた話では、恵一は大阪出張へ出かけるといって家を出てから、連絡がつかなかったという。
現場検証によると、死因は、発見現場で飲んだと思われるウイスキーに混ぜられた毒物によるものらしく、多田刑事ら警察は自殺との判断が妥当だとしていた。しかし光彦は、死体の傍らに残されていた、コートだけが入れられていたボストンバッグに注目。早急な判断で捜査を終わらせようとしている警察に対して、事件の謎を解明するべく、独自の調査を始めた光彦。

その後、恵一が泊まっていたホテルの部屋のベッドに、金色の毛が落ちているのを発見すると、鑑識で調べてほしいと多田刑事に頼み込む。また、恵一の葬儀の場でめぐみに、恵一が勤めていた会社の会長だという谷本咲江(市毛良枝)を紹介される…。


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