そんなある日、小太郎の高校についての記事が週刊誌に載った。そこには校長の恭子(室井滋)が新校舎建設のために父兄から募った寄付金1億円を横領した疑いがあると書かれていた!学校には父兄からの問い合わせの電話が殺到する。「記事はでたらめ」と毅然とした態度を取る校長だが、普段から「優秀な生徒以外は負け犬」と叱咤されている小太郎たちは校長に同情できない。そんな小太郎を父・信二(岸谷五朗)は「どんな悪人でも、本人から聞いたこと以外は信じちゃいけない」と諭す。
翌日、小太郎はホームレス襲撃の一件で退学になった岩永(賀来賢人)に偶然出会う。国会議員の父を持つ岩永は「俺を退学にしたアホ学校、つぶれてしまえ」などとうそぶく。岩永が何かたくらんでいると感じた小太郎は、ひとりで岩永の自宅へと向かう。しかしそれは罠だった。小太郎は待ち受けていた岩永とその仲間たちに囲まれて監禁されてしまう。
なかなか戻って来ない小太郎を心配した剛とあいも岩永の家を訪れ、仲間たちに捕まってしまう。あいは小太郎に「サムライになって!」と助けを求めるが、なかなかサムライは現れない。小太郎はピンチを脱出できるのか?そして寄付金横領疑惑の真相は――?
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