その奏を工藤マルオ(水嶋ヒロ)が緊急招集。呼び出したのは、マルオの暴走族時代の後輩、蒲田シゲオ(矢崎広)の祖父母が経営する食堂だ。悪徳なサラ金業者に借金をしたシゲオの祖父母は、高金利をかけられ強引な取立てをされていた。緊急事態だと呼ばれた奏はあきれるが、取立てに来た3人の男をマルオとともに蹴散らす。2人は暴行、恐喝容疑で現行犯逮捕するが、1人だけ取り逃がしてしまった。
由岐は堀川経一(勝地涼)の警護のもと、レストランバーで働いている。しかし、店には由岐を追う甲斐崎ヒロト(水上剣星)も吉村と名乗り店員として見張っていた。奏たちの警護の固さに、甲斐崎のイライラはつのる。
そんな時、殺人事件が発生。奏とマルオが現場に行くと男が射殺されていた。その男は、シゲオの祖父母の店で取り逃がした取立て屋、古川明(沖原一生)だった。特殊捜査課で、マルオから事情を聞いた刑事たちはシゲオを疑う。マルオは、シゲオは自分の弟みたいなものと無実を証明すると息巻く。だが、肝心のシゲオとの連絡が取れない。
一方、由岐のマンションに恵理(浅見れいな)がやって来る。警察は、恵理が由岐の姉であることを突き止めたのだ。恵理は幼い頃に由岐と一緒に写ったアルバムを携えていた。2人は早くに両親を亡くしている。また、恵理は由岐が高校を卒業してアメリカに留学してからは音信不通だったと話した。
マルオはシゲオがアルバイトしているクリーニング店へ。その店は、マルオとシゲオの先輩、木内真二(鈴木亮平)が経営していた。木内によると、殺人事件のあった日、シゲオは店で働いていたらしい。アリバイ成立と喜ぶマルオ。だが、木内はシゲオの配達がかなり遅れたことを追って報告してくる。
由岐が働くレストランで、木内と話しているマルオの携帯電話が鳴る。シゲオからだ。恋人と旅行していたと言うシゲオは犯行を否定。マルオは木内とともに、シゲオに会いに行く。だが、約束の場所で待っていたのはシゲオではなく数人の男たち。彼らは、マルオたちに襲い掛かった。奏も駆けつけて男たちを追い払う。どうやら、男たちの狙いは木内だった様子。
奏は、木内が事件に関する何かを知っているのではないかと尋ねる。すると木内は、元暴力団の自分にシゲオが銃の入手ルートを教えて欲しいと頼んできたが断ったと答えた。
犯行に使われた銃が発見される。銃にはシゲオの指紋が検出された。それでも、シゲオは犯人ではないと主張するマルオ。奏は、マルオを捜査から外すよう告げるのだが大友がさえぎる。
マルオと別行動をとる奏は、古川の働いていた暴力団に潜入。そこで奏は、古川が組織から狙われていたことを知る。
一方、シゲオの潜伏先が判明。出動しようとする捜査員たち。その時、マルオは奏の車に強引に押し込められた。中には、シゲオがいるではないか。実は、シゲオはマルオと待ち合わせた時、違う場所で拉致されていた。シゲオに罪をきせようとする者の仕業だ。そして奏は、真犯人にシゲオから電話をさせ呼び出したという。現れたのは木内だった。信じられないマルオとシゲオ。木内は、組織に店をつぶすと脅され、古川殺害を実行したのだ。奏は動けないマルオに代わって、木内に手錠をかける。
恵理が帰ることになり、由岐たちは見送りに行く。別れ際、恵理は由岐が自分のことを嫌っていたと告げる。由岐がアメリカに渡った原因にもなったと言う恵理だが、その原因は明かさなかった。
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