その後日、コンクールの審査に加わった杉田が、青森県で殺害される事件が発生。現場には凶器となった三味線の弦と、死体にはなぜか六枚の古銭が握られていた…。
事件を知った光彦は、不穏な何かを感じながらも、取材地となっていた青森へ旅立つと、偶然、弘前で紹子とその祖父・憲夫(前田吟)と宮坂と再会。そこで宮坂は憲夫に向かい、紹子に十和田のお店はやらせないという。光彦がその訳を聞くと、半世紀にも及ぶ恨みは誰にも分からないと言い、宮坂はその場を後にする。宮坂の態度に困惑する紹子と光彦。
その翌日、光彦は紹子に下北半島を案内してもらうと、仏ヶ浦の岩場で人が倒れているのを発見。それは、三味線の弦を首に巻かれて絶命している宮坂だった。その現場には、またしても古銭が…。
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