次の日、特殊捜査課で奏とマルオは課長の大友幸三(三浦友和)から、新たな事件の発生を告げられる。大物弁護士、小宮山義彦(杉本哲太)が自宅前で何者かに狙撃されたのだ。狙撃は失敗したのだが、悪徳とも揶揄される小宮山は妻と離婚していて、息子の宏輔(小林海人)とも二人暮し。大友は、課員たちに調査を命じる。奏とマルオが小宮山の自宅へ現場検証に向うと、鈴江光男(志賀廣太郎)が宏輔の相手をしていた。一方、益子礼二(東幹久)は小宮山の事務所へ向う。
奏たちは嫌がる宏輔を説得し、警察で保護すると家から連れ出した。別行動に出た奏は、ひとりである店に入る。そこで“蜂のバッジ”について聞くのだが、居合わせた男たちは否定して、奏にいきなり襲い掛かってきた。男たちを制圧した奏は黙って去って行く。すると、部屋の奥から甲斐崎ヒロト(水上剣星)が現れた。
マルオと鈴江は、宏輔を小宮山の事務所へと連れて行く。鈴江は警察の官舎で宏輔を保護すると説明するが、小宮山は一人で弁護士の息子なら留守番できるはずだと冷たく対応。事務所を飛び出した宏輔は、父親は自分のことを何とも思っていないと泣き出してしまう。そんな宏輔を、ひとりで官舎に泊めるわけにはいかないと思いをめぐらしたマルオは、ある事にひらめいた。
マルオは宏輔を由岐のマンションへ連れて行く。自分が狙われているのに、なぜ自分が宏輔を守るのかと反対する由岐。しかし、マルオの懇願に、自分に仕事が出来たと妙な納得をして由岐は宏輔を受け入れる。
特捜課では、課員たちが小宮山の件の捜査を大友に報告。しかし、狙撃犯につながる手がかりは得られていなかった。小宮山は、宏輔とは別に警視庁の官舎に身を寄せる。報告が終わると、大友は奏を呼んで小宮山に関する書類を渡す。資料によると、小宮山は2年前に奏が追う組織のボスの弁護も担当していた。
由岐のマンションに戻った奏は、宏輔の足のあざからイジメに気づく。どうやら宏輔は小宮山の仕事のせいで、学校でイジメにあっているらしい。転校したいと訴える宏輔に、奏は格闘術を教えだす。
翌日から、奏とマルオは小宮山の警護につく。事務所に着いた小宮山は、クライアントの建設会社社長、柴田雄三(佐々木勝彦)に電話。柴田は今日中に、解決してもらわなくてはいけない物件があると、刑事たちを振り切って自分のもとに来るようにと頼む。すると、小宮山は資料室に入り、裏のドアから事務所を出て行ってしまった。小宮山の行動に気づいた奏たちが後を追う。事務所を出た奏たちは、タクシーを捕まえようとしている小宮山を発見。ホッとしたのもつかの間、小宮山の足元に銃弾が炸裂!! 奏たちは犯人を追うが、人ごみに逃げ込まれてしまった。
次の日も奏とマルオは小宮山の警護。すると、またしても狙撃されてしまう。そして、奏は小宮山が柴田に呼び出された時だけ、狙われていることに気づいた。そんな時、マルオの携帯が着信。宏輔がいなくなってしまったのだ。小宮山は、宏輔が絵の展覧会を見に学校へ向ったと告げる。
奏たちは宏輔の学校へ。そこには、堀川が責任を感じている由岐を連れて来た。小宮山は無事に宏輔を発見するのだが、すぐに犯人たちに追われる事に。奏とマルオは、なんとか犯人を取り押さえる。そして、捉えた犯人の口から柴田の命令だと吐かせた。奏たちと犯人の争いの中、由岐は記憶の断片をよみがえらせる。それは、誰かが銃を突きつけられている記憶だった。
由岐は、ダイニングレストランで働くことになる。警護のため堀川も一緒に働くことに。しかし、そのレストランには吉村と名乗る謎の男、甲斐崎ヒロトも新人として入店していて…。
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