2004年18号から連載されていた第1部が2008年5号をもって終了したものの、2009年11号より第2部にあたる「嬢王 Virgin」の連載がスタートした。
2005年10月7日から12月23日にかけて、テレビ東京系でテレビドラマとして(スポパラ枠金曜日)放送された(全12回)。スポパラとしては初の連続ドラマ(「ドラマ24」の第1シリーズ)である。
2009年10月2日から12月18日にかけて、引き続き『ドラマ24』枠で、原幹恵主演で第2シリーズの『嬢王 Virgin』が連続ドラマとして放送された。(全12回)
2010年10月8日から12月24日にかけて、同じく『ドラマ24』枠で前作と同じく原主演で第3シリーズ『嬢王3 Special Edition』(じょうおうスリースペシャルエディション)が放送される。(全12回)
嬢王
箱入り娘の女子大生藤崎彩は父の会社の倒産により1億5000万円の借金を背負ってしまい、追い討ちをかけるように父が倒れ入院してしまう。そんな中、彩の耳にキャバクラ嬢の友人からキャバクラ嬢ナンバーワン「嬢王」に賞金5000万円(原作では1億円)をプレゼントするというイベント「Q-1グランプリ」が開催されることを知り、借金返済のため彩自身キャバクラ嬢の道を歩むことを決意する。
本作品は、ナンバーワンのキャバクラ嬢を目指す主人公の生活をリアルに描いた作品である。生まれてから一度も男性と付き合ったことがなく(原作では同じ大学に通う彼氏がいるが、まだ体を許してはおらず処女である)また夜の世界とはまったく無縁だった彩だったが内に秘めた嬢王としての天性の素質を開花させ、また努力もあり1年間という長い戦いの中を勝ち抜いていくのであった。
そして彩はQ-1グランプリのファイナリスト3人の中の1人に選ばれ、さらに最終決戦で1対1の対決に挑む。その相手とは・・・?
1年間に及ぶ戦いを終えクリスマス・イブの日、ついに結果発表。勝者は彩か?それとも・・・
西崎達也直々に「嬢王、お目覚めを・・・」の一言で、Q-1グランプリ優勝者がついに決定した!
キャスト
藤崎彩(ふじさき あや)
演 - 北川弘美
主人公(ヒロイン)。
小さい町工場を経営していた父が突然倒れ経営の継続が困難になり工場の負債として約1億5000万円もの借金が残ってしまったため、借金返済のためキャバクラ「ピアニシモ」に勤めだしその中で達也に認められQ-1へ参加。途中何度もQ-1から脱落の危機を迎えるも様々な幸運に恵まれぎりぎりで踏みとどまり、最終的に決勝進出3名の中に名前を連ねる(ポイントでは4位だったが、ターニャの辞退・真帆の逮捕により2位での決勝進出)。
途中までは「Q-1が終わったら水商売から足を洗う」つもりだったが達也に好意を抱くようになり「道を誤らせないために、嬢王になってパートナーとなる」ことを決意し、嬢王となった後もキャストを続けることを宣言した。
第2部では水商売から足を洗っており、保育園に保母として勤めている。本人はキャストを続けるつもりだったが、父の死を契機に達也が「母親のそばにいてやれ」としてキャストを引退させたことが後に明らかにされている。
二階堂亜莉沙(にかいどう ありさ)
演 - 蒼井そら
元々は新宿・歌舞伎町の店で長きに渡りNo.1を張っていたが、Q-1参加のため「ピアニシモ」→「レジェンド」に移籍。歌舞伎町時代からの太客を多数持ち、「年12回誕生日がある女」の異名をとる。Q-1では上位3人で争われる決勝へトップで進出を果たすが決勝では残り1週間の時点で優勝の目が事実上なくなったため、最後は彩の支援に回った。
荒河静香(あらかわ しずか)
演 - 小川奈那
元々は彩の高校・大学の同級生で親友。彩の父親の借金問題を聞き、自らが働いていた「ピアニシモ」に彩を紹介する。彩がQ-1出場のため「レジェンド」に移籍した際もウェイトレス(バニーガール)として一緒に移籍し彩を様々な面から支援するが途中で達也の策略でQ-1本選に社長推薦枠で出場することになり、最終的に決勝に補欠として進出(この時点で真帆の逮捕が事実上確実となっていたため、達也の指示で補欠が選ばれた)。決勝でも一時トップに立ち最後まで彩と優勝を競った。
彩とは親友である一方で、高校時代の彼氏が実は彩のことが好きだったことや自らも達也に好意を抱いていることなどから彩をライバル視しており愛憎相反する感情を持っている。
本名は純(じゅん)だが店で一緒の時間が長いため、彩も店の内外を問わず「静香」と呼ぶようになっている。
橘真帆(たちばな まほ)
演 - 麻丘実希
Q-1開始時点で36歳と、Q-1参加者の中で最年長。人呼んで「銀座の女郎蜘蛛」。元々は銀座の高級クラブのオーナーママであったが経営者として六本木に進出しようとしたところを真沙奈グループに潰され、結果として5億円の借金を抱え自らの店も手放さざるを得なくなり起死回生の策としてQ-1に参加した。
当初はQ-1で「嬢王」に選ばれた者と組んで銀座にキャバクラを出店しそこの経営者になるつもりであったが途中で自ら嬢王を目指すことに方針を変更し、一度は決勝進出3名の中に名前を連ねる。しかし銀座の新店舗の出店等の関係で暴力団と深い関わりになったことが致命傷で自らも警察に逮捕される身となったため、正式な逮捕状の執行前に「病気療養」の名目でQ-1の決勝進出を辞退した(ドラマではR-1を除名になったところまで)。
相沢ゆうこ(あいざわ ゆうこ)
かつての人気アイドル。元々の所属事務所と契約等で揉め芸能界を干されていたところを真沙奈グループに拾われ、同グループのキャバクラ「プレシャス」でショーを行うようになる(他のキャスト同様に接客もする)。しかし真沙奈グループではゆうこのヘアヌード写真集の出版を計画しており、「プレシャス」のショーへの出演もそのえさに過ぎなかった。さすがにヘアヌードには抵抗していたゆうこだったが一度彩共々強引に拉致され、彩を救うためにヘアヌードの撮影に同意せざるを得なくなる。しかし拉致から脱出した彩からその話を聞いた達也により保護され、ヘアヌードの話も消滅した(達也が移籍金を払って「レジェンド」に移籍した形となっている)。
その後は「レジェンド」でQ-1の本選に社長推薦枠として出場するが、達也の手により「レガシィ」の所属タレントとして再デビューするためQ-1からは撤退した(最終盤で「プレシャス」のショーに出演したりしているが、おそらくゲスト扱いとなっていると思われる)。
ターニャ
元々は札幌・すすきののショーパブの人気ダンサーだったが、真沙奈グループの引き抜きに対抗すべく地方のキャバクラにスカウトに動いていた達也の目に留まり「レジェンド」に移籍。Q-1本選に社長推薦枠で出場することになる。
日本とロシアのハーフ。実はロシアのとある石油王が24年前に北海道で中古車の買い付け業を営んでいた際に函館に住んでいたとある女性との間に作った子供で、戸籍上の本名は「雪乃(ゆきの)」。「ターニャ」はその石油王が名づけたロシア名で、源氏名として用いている。
最終的にQ-1の決勝進出直前になり「自分は夜の世界の人間ではない」として決勝を辞退したが(実は同時点のポイントで亜莉沙と並ぶ1位タイだった)、その後「レガシィ」の所属タレントとなり活動を続けている。
登場人物(その他)
西崎達也(にしざき たつや)
演 - 金子昇
Q-1の舞台となるキャバクラ「レジェンド」や、彩が最初に勤めたキャバクラ「ピアニシモ」などを経営するレジェンドエンタープライズの社長。後にレジェンドエンタープライズの親会社で、芸能プロダクション等を傘下に持つレジェンドグループ本社のCEOに就任する。
戸籍上の本名は中坊健次(なかぼう けんじ)。その名の通りレジェンドグループ社長の父・精二が愛人に生ませた息子であるが、普段は母親が付けた名前である「西崎達也」を名乗っている。
第2部でも引き続きレジェンドグループのCEOを務めているが、キャバクラ運営の実務は雨宮に任せている。
長谷川平蔵(はせがわ へいぞう)
初登場時はキャバクラ「ピアニシモ」の店長。レジェンドエンタープライズにおける事実上のNo.2で達也の片腕であり、Q-1でも達也が不在の時の店長として「レジェンド」を切り盛りしている。彩に対して片想いしておりQ-1の現場責任者として許される範囲で彩を支援し、Q-1決勝では「ピアニシモ」店長として彩をバックアップした。
中坊精二(なかぼう せいじ)
演 - 中原丈雄
レジェンドグループの総帥。達也のスポンサーでもあり、当初達也が「キャバクラをやりたい」と言ってきたときに初期投資として3億円を貸したところ見事に店を成功させたため、達也のQ-1構想のスポンサーとなり20億円を出資する。
心臓に持病を抱えており、第1部終盤で心臓発作のため死去。遺言で後継者に「Q-1を成功させることが条件」としながらも達也を指名した(ドラマ版では名前が「精二」ではなく「精治」に変更され、亡くならなかった)。
中坊慎一(なかぼう しんいち)
演 - 元木行哉
精二の長男(正妻との子)で、レジェンドグループでは芸能部門の責任者。しかし経営者としての才能は薄く、芸能部門は低迷が続いている。達也のことをライバル視しており、何かと対立する。
大須田(おおすだ)
いわゆる「芸能界のドン」と呼ばれる存在。妹が精二の下に嫁いでおり(その間に生まれたのが慎一)、その関係で達也とも古い知り合い。
真沙奈泉美(まさな いずみ)
芸能プロダクション・キャバクラなどを広く手がける真沙奈グループの3代目。当初Q-1潰しのため「レジェンド」に傘下の芸能事務所のレースクイーンを送り込んだりライバル店舗として「プレシャス」を開店しQ-1参加者の引抜を図ったりしたが、最終的に達也の動きに乗る形で共闘。第1部終盤ではレジェンドグループと共同で新たに芸能プロダクション「レガシィ」を設立した。
普段はかなり強気な性格だが本質的にはマゾヒストであり、泉美を足蹴にする達也に惚れている。
彩の母親
演 - 大島さと子
作中で名前は出てこないが、度々登場する。彩の父が倒れた際に工場を除く家屋等を借金返済のために全て売却したため、現在はアパート暮らし。天然ボケの気がある。一度彩がアパートに携帯電話を忘れたため「レジェンド」に携帯を届けに行った際にばったり達也と出会い、達也のことを店の黒服と勘違いする。その際の印象が非常によかったため達也に彩との結婚を薦め、彩にも「あの黒服さんがいい」と達也との結婚を薦めている(が、彩はまさか「黒服=達也」とは思いもしていないため母の意見はたわごと程度にしか考えていない)。ドラマ版では名前が「藤崎美津子」となっている。
ドラマ版のオリジナルキャスト
* 長谷川:井之上チャル
* 望月メグ:吉沢明歩
* 如月麗華:飯沢もも
* 大神:榊英雄
* 黒田:上地雄輔
* 藤崎耕介:沼崎悠
* 尾崎清貴:桐島優介
スタッフ
* 脚本:遠藤彩見
* チーフプロデューサー:大田哲夫(テレビ東京)
* プロデューサー:岡部紳二・森田昇(テレビ東京)、高橋萬彦・岩田和行(共同テレビ)
* 演出:松田秀知、石川淳一、岩田和行、佐藤源太、松木創、城宝秀則
* 音楽:五十嵐由美
* 楽曲
o オープニングテーマ:KOTO 「What's up」(ユニバーサルミュージック)
o エンディングテーマ:Ring from Vo Vo Tau 「Perpetual Snow」(Muture Communications inc.)
* 制作:テレビ東京、共同テレビ
* 製作著作:「嬢王」制作委員会
嬢王 各話あらすじ
第1話 2005年10月07日 「処女キャバ嬢! 鮮烈デビュー!」
第2話 2005年10月14日 「セクハラ攻撃乱発! 濡れたブラ」
第3話 2005年10月21日 「濡れた太もも! 処女喪失危機!」
第4話 2005年10月28日 「女体グランプリ開幕売春疑惑!」
第5話 2005年11月04日 「処女vsレズの快感! ヌード流出」
第6話 2005年11月11日 「刺青性技の蜜…社長メロメロ」
第7話 2005年11月18日 「君を買う! 萌えメグやるピョン」
第8話 2005年11月25日 「男に乗る女の腰技&SM天国!」
第9話 2005年12月02日 「指名タイマン勝負でコスプレ!」
第10話 2005年12月09日 「昇天キャバ嬢と蛇女性の正体」
第11話 2005年12月16日 「後のキス…彩監禁からまる舌」
最終話 2005年12月23日 「嬢王誕生! 衝撃結末と涙の別れ」
番組公式HP - BSジャパン『嬢王』
嬢王 - Wikipedia
嬢王 Virgin
第1部で彩が優勝を飾ってから3年後、六本木にも不況の影がちらつくようになりかつてQ-1グランプリの会場となったクラブ「Legend」にも陰りが見えつつあった。そんな不況の風を吹き飛ばすべく「嬢王 GP 2nd」の開催がアナウンスされた。今回の優勝賞金は前回の3倍増の3億円(ドラマでは1億円)となったが、何と参加資格は「平成生まれ」限定。全国各地から平成生まれのいわゆる「ageha嬢」がLegendに集結したが…。
スタッフ
脚本:梶木美奈子
プロデューサー:岡部紳二・森田昇・阿部真士(テレビ東京)、高橋萬彦・岩田和行(共同テレビ)
演出:岩田和行、小山田雅和、松木創、根本和政、植田泰史 ほか
音楽:林ゆうき
楽曲
オープニングテーマ:May J. 「君がいて」(rhythm zone)
エンディングテーマ:SWEET BLACK feat. MAKI GOTO 「with...」(rhythm zone)
挿入歌:レディー・ガガ 「ポーカー・フェイス」(ユニバーサル・インターナショナル)
企画協力:オスカープロモーション
制作協力:ベイシス、バスク、フジアール
制作:テレビ東京、共同テレビ
制作著作:「嬢王Virgin」制作委員会
嬢王 Virgin 各話あらすじ
第1話 2009年10月2日「キャバ嬢の欲望! 女の勝負!!」
第2話 2009年10月9日「禁断のワザで脱落! ハーレム」
第3話 2009年10月16日「悩殺! エロ浴衣祭で秘技炸裂!」
第4話 2009年10月23日「肉欲のエロ奴隷! 初の同伴」
第5話 2009年10月30日「爆乳の危機! SM女王…涙」
第6話 2009年11月6日「艶女!レズ愛撫で処女告白!?」
第7話 2009年11月13日「(秘)蜜汁絶頂昇天!生ビキニ」
第8話 2009年11月20日「初H!!処女喪失…堕ちた女」
第9話 2009年11月27日「濡れ肌Gカップ!悪女背信」
第10話 2009年12月4日 「濡れ妻(秘)美乳対決! 濡れ妻(秘)美乳対決!」
第11話 2009年12月11日「愛獣!狂宴乱交!?地獄責め!!余命1ヶ月のキャバ嬢」
最終話 2009年12月18日「感涙驚愕結末!!最後の裸」
番組公式HP - ドラマ24 「嬢王 Virgin」 : テレビ東京
嬢王 - Wikipedia
嬢王3 Special Edition
キャスト
* 杏藤舞:原幹恵
* 小宮山櫂人:渡部豪太
* 香月理央名:明日花キララ
* 萌:佐久間麻由
* 久遠恵流:中山恵
* 姫華:羽田あい
* 憂妃:川村りか
* レイラ:丸高愛実
* ココ:館恵美
* 園田:篠田光亮
* 伊部権造:金剛地武志
* 桐島香織:かでなれおん
* 小宮山雪乃:神楽坂恵
スタッフ
* チーフプロデューサー:岡部紳二(テレビ東京)
* プロデューサー:阿部真士(テレビ東京)、高橋萬彦、佐藤源太(共同テレビ)
* 脚本:遠藤彩見
* 演出:佐藤源太、都築淳一、松木創
* 楽曲
o 主題歌:葵 from.彩冷える「Surrender Love」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
o エンディングテーマ:PLΛTINUM「愛罠」(ドリーミュージック)
o 挿入歌:Ne-Yo「ビューティフル・モンスター」(ユニバーサルインターナショナル)
嬢王3 Special Edition 各話あらすじ
第1回 2010年10月08日「艶乳再臨!身悶えレズ社長の罠!!」
第2回 2010年10月15日「ちぎられるセクシー水着危機一髪!」
第3回 2010年10月22日「恥辱の接吻!濡肌の罠!?GP参戦!!」
第4回 2010年10月29日「愛欲の餌食!(秘)舌技?高速回転!!」
第5回 2010年11月5日「美乳危機!処女売った」
第6回 2010年11月12日「女の愛撫…火炙り生贄!屈辱マクラ」
第7回 2010年11月19日「禁断の情事!踊る乳房」
第8回 2010年11月26日「桃尻の艶技(秘)流出写真!?究極ボディ」
第9回 2010年12月3日「悶絶縄縛り!挑発S女!!男を賭ける」
第10回 2010年12月10日「濡れた欲情!決意の夜!!S女の調教」
第11回 2010年12月17日「官能絶頂!!白肌の戯れ」
最終回 2010年12月24日「性夜の奇跡!牝猫夜宴愛に濡れる…」
テレビ東京『嬢王3 Special Edition』
(嬢王 - Wikipedia)