黒泉社では、少女漫画界のカリスマ・城之内ミラが漫画大賞のプレゼンターを依頼されていた。実は、ミラは飛鳥の父・主水乃介(鶴見辰吾)だった。受賞作「らぶちっく」の作者が高校生男子で正体を隠していると聞いた主水乃介は依頼を受けることにする。
漫画大賞授賞式。招待券を抽選で当てて会場に来ていた飛鳥と都塚りょう(夏帆)と会った充太は出版社勤務の叔父に入れてもらったとウソをつく。一方、控え室で待機していた久利子の元に黒川樹虎(市川知宏)がファンからの花を届けに来た。久利子がジュエルと誤解させたまま口外しないようにお願いする久利子に、樹虎は了承しながらも読者は正直であることを求めているのではないかと話す。樹虎の言葉に思いをめぐらす久利子。
会場では充太が幼い頃から憧れていた城之内ミラと会えた興奮のあまり自分が漫画家になろうと決めたきっかけがミラであったことを熱く語る。充太の言葉を聞きつけ驚く飛鳥。慌てる充太だが、飛鳥は漫画家志望と勘違いしたようだ。ホッとしたのも束の間、すぐに携帯に久利子から代理を断るメールが届いた。控え室で頭を抱える充太。するとそこへミラがやってきて、少女漫画家は自らの作品にふさわしい作品に相応しいキャラクターであるべきと考えるなら、やるべきことは1つだとアドバイスをおくる。その言葉を聞いた充太は、すっかり「らぶちっく」にハマって本屋で続きを読んでいた多武峰を呼び出す。
間もなく授賞式が始まろうとする頃、飛鳥は会場でミラと対面し、父親とは知らずにサインを求めた。飛鳥が息子であると気付いたミラは色紙に「正直であってほしい」と言葉を残した。
授賞式が始まった。幸花ジュエルとして登場したのは多武峰のメイクによって女性に変装した充太だった。スピーチに充太の面影を感じ取ったりょうの言葉を聞き飛鳥が振り向くと、ジュエルは微笑んでいて…。
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