スポーツジムの会員証から、男は大阪に住む高山信夫と判明する。ジムの従業員によると、高山が入会したのは半年ほど前のことで、職場がジムの近所にあるらしいという。どうやら高山は夜の勤めらしく、独り者で家に帰るのが面倒臭いとジムに寝泊りしていて、夕方ジムを出て職場に行き、翌朝戻って来る生活をずっと続けていたと従業員は言うのだ。
高山の映っている監視カメラを調べたところ、入店時の高山は体が傾いていて、動作も緩慢なことがわかる。高山は、どこかで頭を殴られ、ふらつきながらジムまで戻ってきた後、ロッカールームで死亡したらしい。
一方、身元確認のため大阪に向かった土門は、会員証に書かれてあった住所にもう一人の高山信夫が住んでいることを知る。
やがて、ジムで死んだ男は半年前まではホームレスで、そのころ毎日のようにデパ地下に通っていたことがわかる。そしてデパ地下の店員やホームレス仲間から様々な名前で呼ばれていたことが判明するが…。
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