姑・志乃(泉ピン子)に、完膚なきまでに叩きのめされた知子(瀬戸朝香)は実家の母・波江(茅島成美)を訪ね「実家に帰っていい?」とすがるが、けんもほろろに追い返される。自分を無くしたかのように街を歩く知子は、とある画廊に入り絵を眺めていると、偶然にも同級生の崎田時枝(三浦理恵子)に会う。聞けば、時枝が秘書を勤める社長・殿村洋平(大杉漣)が、趣味的にバックアップしている画家たちの展覧会を開くための準備に来ていたのだという。時枝と2人で食事をして帰ればと殿村は店を紹介するが、「子供が待っているから」と知子は足早にその場を去った。知子の心の中には、華やかに働く時枝の姿と対照的な惨めな自分の姿が映っていたのだ。
家に帰ると、志乃は「私がいると思って、安心して羽をのばしてきたんだろう」と、これ見よがしにまくし立て、夫・要(大倉孝二)からも「どこをほっつき歩いているんだ」と叱られる。家族関係もギクシャクし、家計もキビしいと感じる知子は家計の足しにと働きにでることを考え出すが、志乃からも要からも大反対され…。
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