さらにその夜、ヘトヘトになっている知子に要(大倉孝二)は「明日の晩、同僚たちが家に飲みに来るから」とまるでお構い無し。知子は「茶道の費用など出費がかさみ、余裕のある家計ではないから断って欲しい」と泣きつくが、「俺の給料は全部お前に渡しているんだ!お袋だって月謝が入れば払うだろ」とまるで受け付けない。
志乃は志乃で、料理の材料を無駄にしていると冷蔵庫の中身まで注文を付け、ヌカミソまで仕込みはじめてしまう。志乃に振り回され、すっかり要の同僚が来ることを忘れていた知子。「なぜ用意をしなかったのか!」という志乃の責めに、“断って欲しいとお願いしました”と意地を張る。すると志乃は「おふくろの味」と奮起して接待を仕切ってしまい、同僚たちが満足して帰ったあと、要は知子を叱責し…。家での全ての責任は知子に向けられ、徐々に志乃の天下となり始める高平家に暗雲が立ち込みはじめる。
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