そんなある日、あかりが部活動の最中に捻挫。同級生の小早川悠樹(石黒英雄)に付き添われて帰宅した。一瞬焦る龍之介だが、悠樹の絵に描いたような好青年ぶりに加え、あかりが悠樹に特別な好意を抱いていないことが分かり、ホッとひと安心。悠樹のことを“コバちゃん”と呼んでフレンドリーに接した挙句、誰とも付き合ったことがないという悠樹に自著『恋の園』を手渡して「男は恋してナンボ。恋に生きなさい」とエールまで送るのだった…。
ところがその数日後、龍之介はあかりが“茶髪にピアスの今どきのイケメン”浩輔(前田公輝)と並んで歩く現場を目撃。自分の知らぬ間に、あかりに彼氏ができた!? ―― 激しく動揺した龍之介は翌朝、あかりの携帯を盗み見するという禁じ手に!通話履歴に「R」という表示が並んでいるのを発見してしまう。意味深な表記にますます動揺する龍之介だが、葛藤の末にリダイアルすると、自分の携帯が鳴った!「R」は龍之介の頭文字だったのだ…。しかし、それで諦める龍之介ではなかった。なんと今度は悠樹を呼び出し、あかりを見張って報告するように依頼したのだ!
やがて、悠樹から龍之介のもとに「あかりが遊園地にいる」との連絡が入った。居ても立ってもいられなくなった龍之介は、仕事を投げ出して遊園地へ。観覧車に乗っている浩輔を引きずり出して、掴みかかる。ところがその直後、浩輔のデートの相手があかりの親友・朋香(林丹丹)だったことが判明。しかも間が悪く、あかりに携帯を盗んだことまで同時にバレてしまい、龍之介は最愛の娘からかつてない反感を買うことに…。
悠樹から「子どものことを心配する親の気持ちも分かってあげなよ」と諭されても、なかなか怒りのおさまらないあかり。が、祖母・サチ(野際陽子)から龍之介が亡き妻の分までも必死にあかりを守り続けようとしていることを聞かされ、心を打たれる。結局、あかりは龍之介と和解し、改めて「彼氏ができたら、真っ先に紹介する」と約束。ショックから立ち直る龍之介だったが…。
季節は変わり夏――。悠樹が久々に伊崎家を訪問。そこで、龍之介があかりから聞かされたのは、思いも寄らない言葉だった!
「あたしたち、付き合うことにしたの」
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