あっさりとクビになってしまったところを、かつての恩師である老人(神山繁)に拾われる。わけのわからぬまま紹介状を渡され、「桜山総合病院」に行くよう、うながされる石原。
そこで石原は、院長の桜山真(上川隆也)から突然の面接をうける。
老人は桜山の父であり、「桜山総合病院」の前院長であったのだ。
「桜山総合病院」には長期入院により学校へ通うことができない子供達のために病院の中の学校、院内学級があるという。
その院内学級には、責任者で小学生の担任の太川絹(小林聡美)がいた。
そこで中学生の担任をしてほしいと言われた石原は、いきなりのことに戸惑いながらも、「ウチの病院に力を貸してください」と口説かれ、とたんにヤル気になるのだった。
しかし、太川はそんな石原に不信感を抱き…小児科医の七瀬遥華(香椎由宇)は「病気を抱えている子たちなんですから、そんなに簡単だと思わないで下さい」と石原をたしなめた。
そして、石原の教師生活初日、担当する中学校の教室には、八重樫守(神木隆之介)、 和田雅樹(須賀健太)、田中香(高良光莉)、3人の生徒がいた。
彼らは難治性の喘息や急性骨随性白血病、慢性腎炎の重い病を抱えている。
初めての授業で赤鼻をつけ、調子よく笑わせようと試みる石原だったが、全く笑いは起きず、やることなすこと裏目に出て、ついには授業を放棄されてしまう。
「私達は笑わせるのが仕事じゃないんです」と山のようなカリキュラムを太川から渡され、叱られる石原。
しかし、最近、中学生クラスの友人が亡くなったことや、八重樫が志望高校から受験拒否をうけて落ち込み、体調も良くないことを知り、「それなら尚更楽しませてやらないと!」と石原は、失敗にめげず、さらに奮起する。
ところが、石原が張り切れば張り切れるほど、生徒達との溝は深まってゆき…。
さらには石原が喜ばせようとしたことがきっかけで八重樫の病状が悪化、
発作を起こして運ばれるという最悪の事態に…。
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