今回、発売されたのはワケありタラコ。傷がついたり皮が破れたりしているため、格安な値段になった高級タラコだ。南極アイスの絶妙なセールストークもあって商品は即完売。だが、さらに売れ行きを伸ばしたい南極アイスは、品切れになったワケありタラコをむりやり再調達させようとするのだが……
そんな中、青山響子(ミムラ)の元に、南極アイスにクレームをつける電話が。“アカ”“レッコ”“アバ”などの意味不明な言葉を使って執拗に訴えてくる電話に、響子は根気よく付き合う。そんな響子に不満を感じる渉を横目に、響子は一連の言葉が漁師用語であると突き止める。それを聞いた渉は、電話の主の正体はワケありタラコを卸している水産会社の人間だと勘づくが、それを口にしたとたんに電話は切られてしまう。
電話の主に会って真意を確かめたいという思いを抑えきれない渉は、センターの改善案を持って本社に行く予定をキャンセルし、わざわざ北海道にある水産会社まで出向く。すると、南極アイスの命令で再調達されたワケありタラコは、実はきれいなタラコをわざとヘタに詰めてでっち上げられた商品だったことがわかった。そんな作業に耐えられない従業員の家族が、クレームの電話をかけてきていたのだった。
それを知った渉は、従業員の誇りを傷つけるような商品はよくないと南極アイスに訴える。そんな渉に従業員も感動。渉の抗議に怒ったアイスも、渉の熱意に心を動かされ、ワケありタラコの販売をやめ、「ワケありワケなし仲良しタラコ」なる商品をエコ食品として売り出したのだった。
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