人気占い師ゴッドアイ・マリーこと稲葉万里江が殺害された。現場で見つかった顧客名簿には政財界の大物の名前がずらり。暮らしぶりもかなり良かったようだ。棚を調べていた係長の加納倫太郎(渡瀬恒彦)はあることに疑問を抱く。きちんと番号順に並べられたアルバムから1冊分のスペースが空いている。誰かが抜き取り持ち去ったのだろうか?
そんな時、若い女性が突然入ってくると手際よく遺体を調べ始めた。「失礼ですが…」と尋ねる村瀬健吾(津田寛治)。「通勤途中、たまたま現場を通りかかった監察医の早瀬川真澄(原沙知絵)」と愛想も無く答え、状況見分後、ろくに挨拶もせずさっさと現場を引き上げた。そんな態度に小宮山志保(羽田美智子)は…。
第一発見者の里実は、大物政治家・北島の秘書である大野の娘であった。大野と万里江の関係が気になった倫太郎は、浅輪直樹(井ノ原快彦)と共に大野を訪ねた。そこへ、北島が弁護士・高坂と現れ万里江とは友人でありブレーンの関係であったと説明。北島が大野に万里江を紹介し、大野が娘のために今回予約をとったという。
万里江の遺体を解剖した結果、刺し傷からマイクロチップが発見され、直樹が9係に呼戻された…。なんのチップだったか聞く直樹に、青柳靖(吹越満)は「もったいぶらずに見せてやれ」、矢沢英明(田口浩正)は「浅輪君、気を確かに持ってね」と…。プロジェクターからに映し出されたものは、直樹の写真と「浅輪直樹、お前のせいで、この女は死んだ」の文字…。まったく心当たりがない直樹だったが、万里江の資料を見ると気になる点を発見し…。
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